キャリアアドバイザーが教える!転職の面接で言っていいこと、ダメなこと
本音で語る女性管理職の座談会。今回は特別編として、女性向けハイクラス転職を支援する「Be myself for Women’s Career」のメンバーが登場!キャリアアドバイザーの視点で「転職の面接で言って良いこと・ダメなこと」を教えてくれました!
◾️「Be myself for Women’s Career」とは?
パソナのハイクラス女性向け転職支援サービス。業界知見を持つ女性キャリアアドバイザーで構成されており、多くが管理職経験や国家資格キャリアコンサルタントを保有。子育て等のライフイベントとキャリアの両立など、女性特有の悩みに寄り添いながら転職サポートを行う。
【参加者】
平塚さん:IT業界担当のキャリアアドバイザー。マネージャーとしてマネジメントにも従事。
菅谷さん:法人営業とキャリアアドバイザーを兼務。金融業界担当チームのマネージャーとしてマネジメント業務にも従事。
大賀さん:法人営業とキャリアアドバイザーを兼務。ケミカル・エネルギー業界担当。
企業は面接で何を見ている?評価される答え方・避けたい伝え方
- ー管理職の転職面接でよく聞かれる質問について教えてください。
- 菅谷さん:管理職特有の質問だと、「組織をどう動かしてきたか」「モチベーションが低い人や成果を出せない人に対して何をしてきたか」ということですね。企業側は管理職の「再現性」を重要視しているので、入社後も同じように成果を出せるのかを面接で見極めたい意図があります。
平塚さん:転職理由の納得感を重視する企業も多いですよね。「長期的に就業できるのか」「転職理由が場当たり的ではないか」はよく見られています。転職理由の軸が無いと「うちの会社に入ってもすぐ辞めてしまうのでは?」と思われ、マイナスの印象を与えてしまいます。
菅谷さん:だからこそ、転職理由を話す時には現職への不満や愚痴に聞こえるようなネガティブなものや、「逃げ」と受け取られるような内容はお控えいただいた方が良いですよね。とはいえ本心ではネガティブな理由から転職をされる方も多いので、転職先で今後何を成し遂げていきたいかをポジティブに変換して話すことをおすすめしています。
平塚さん:転職理由の伝え方は、転職歴によって一人一人カスタマイズして考える必要があります。短期離職を繰り返している方は、どうしてもキレイな理由だけでは辻褄が合わなくなるので、少しは本音を混ぜた方が良いと思います。例えば、「 現職ではトップダウンで迅速に意思決定を進める文化があり、その中でスピード感のある仕事を経験できました。 その一方で、自分は現場の知見を活かしながら、関係者と議論しつつより納得感のあるかたちで進めるスタイルの方が強みを発揮しやすいと感じています。 そのため、より自分の考えや経験を活かせる環境を志望しています」というように、本音ではあるけれどネガティブに聞こえないよう、伝え方を工夫するのがポイントです。そのあたりもキャリアアドバイザーが伴走しながら一緒に考えていきます。
- ー転職面接でよくありがちな失敗は?
- 平塚さん:志望順位について正直に言ってしまうことですかね。「他社も比較して検討したい」と言ってしまうと、どうしてもその企業に対しての志望意欲が低く聞こえてしまいます。きちんと「御社が第一志望です」と言っていただけると良いかなと思います。
大賀さん:年収に関してですが、「御社の基準に従います」と伝えて内定後に交渉しようとすることでしょうか。企業は内定を出すタイミングで社内決裁を通していることが多く、内定後の交渉は難易度が高いんですよ。最初から本音で、ただし謙虚な言い方で、というのがポイントですかね。例えば、前職の年収を根拠に「前職では〇〇万円いただいておりましたので、同水準以上だと非常に嬉しいです」という伝え方にするとよいと思います。
菅谷さん:エージェント経由の転職であれば、希望年収に関しては書類選考のタイミングでキャリアアドバイザーから企業側にも伝えているので、面接でも齟齬がないように伝えていただきたいと思います。
マネジメント経験は“成果”より“プロセス”で語る
- ーマネジメント経験はどのように話すと良いのでしょうか?
- 菅谷さん:自身が管理職になったタイミングでの組織のBefore ・Afterをお話しいただくことをおすすめしています。「自身が着任する前はこのような状況だったけど、自身が管理職になりこういうことを取り組んだ結果、組織がこのような姿になった」というアピールが効果的。
大賀さん:例えば「昨対比110%の売上を達成した」という事実だけでなく、あなたが何を課題と捉えて、その課題に対してどう考え、何をしたかという部分が企業が知りたいポイントですよね。すべて主語を自分にして語れることが重要です。
平塚さん:確かに。自己PRにはストーリー性が重要です。結果だけではなく、主語が自分のBefore ・Afterストーリーをいかに作り込めるか。
菅谷さん:「コミュニケーション能力が高い」「調整が得意」といった抽象的な表現ではなく、具体的なエピソードで語ると良いですよね。
平塚さん:ですね。あとは管理職として俯瞰的な視点を持っていることも伝えると良いと思います。自チームだけでなく、他部署との関連性や経営層の話を踏まえ、自分がどう動いたかを語る。閉じた環境だけを見ているのではなく、全社的な視点を持つ管理職であると伝えることが重要です 。
面接前にやるべきは“キャリアの棚卸し”
- ー面接前に必ず準備すべきことはありますか?
- 大賀さん:管理職としてどういう成果を上げてきたか、その成果を出すためにあなた自身が何を考えてどういうアクションを取ってきたのかを棚卸ししていただくと良いと思います。あとは、マネジメントスタイルについて何を重要視してきたかを言語化できるようにしておくと良いですね。
平塚さん:職務経歴書からも具体的なエピソードを話せるようにしておくと良いと思います。「一番苦労したマネジメントは何ですか?」と聞かれた時に、「職務経歴書の2020年の、このプロジェクトでは~」と具体的に言えるように準備しておきましょう。
菅谷さん:転職時に謙遜してしまう方もいらっしゃいますが、もったいないです!まずはキャリアの棚卸しをして、まずは職務経歴書にも書き過ぎるくらい書いて大丈夫です。削除は後から簡単にできるので。自分の経歴、強みを謙遜しすぎずに事実として棚卸しすることが、転職の面接で成功するための第一歩です!
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後編では、「転職に強い管理職・苦戦する管理職の違い」をテーマに、企業が評価する人材像や、転職活動で意識したいポイントについてさらに深掘りします。
(構成:菱山恵巳子)






