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マイキャリアストーリー

『新たな事業の柱づくりへ チームの力を引き出していく』
オプト ECチャネル戦略部 塚本くるみさん【後編】

誰しも迷うキャリアの決断。先輩たちはいつ、何に悩み、どう決断してきたの? 現役で活躍し続ける女性たちに、これまでのキャリアの分岐点と、決断できた理由を語っていただきます。

今回は、前回に引き続き、株式会社オプト ECチャネル戦略部チームマネージャーの塚本くるみさんにお話を伺いました。

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塚本くるみ(つかもと くるみ)さん

株式会社オプト ECチャネル戦略部チームマネージャー
2013年、新卒でオプトに入社後、Platform IDに出向。SSP事業に配属され、法人メディア営業を担当する。2017年、株式会社brainyの創業メンバーとして参加。メディア支援事業を手がける。2019年、Amazon戦略部(現・ECチャネル戦略部)に異動。2021年よりEC統合プラットフォーム「Oxcim(オキシム)β版®︎」のプロジェクトマネージャーを務める。

個人が目指したいキャリアと事業部の方針
双方を紐づけたコミュニケーションが大切

- 現在は、ECチャネル戦略部で10人ほどのメンバーを束ねる塚本さん。メンバーの半数は全国各地に在住しており、リモート勤務です。そのため、オンラインとオフラインのハイブリッドなコミュニケーションが日常なのだそう。「物理的な距離にかかわらず、全員にフラットに接すること」。それが日々、塚本さんが心掛けていることだといいます。
「メンバー一人ひとりとランチする時間を平等に設けています。また、チーム全員が集まるミーティングでは、中途半端なハイブリッドにしないよう注意します。例えば3人が対面で集まり、残り7人はオンラインでつなぐ…というやり方をすると、どうしても対面の3人だけで話が盛り上がり、7人との温度差が生まれてしまうことが多い。やるのなら全員対面か全員オンライン。自分だけ取り残されるという感覚が生まれないように意識しています」
- さらに、メンバー同士のコミュニケーションを増やすため、週1回、業務時間内にコーヒーブレイクを設け、メンバーをシャッフルしながら2人で話す機会も作っているといいます。
「例えば、『最近頑張ったことを教えあう』など、毎回簡単なテーマを出しています。メンバー同士がお互いの理解を深めることで、チームワークが高まればいい。そんな思いから、部独自の取り組みを続けています。」
-相互理解のコミュニケーションを大事にする一方で、チームの目標や個人の役割を明確に伝えることも欠かしません。
「中には、『私はこういう仕事がやりたい!』と希望をハッキリと伝えてくれるメンバーもいます。その積極性を嬉しく思う一方、それが会社や事業部の向かう方向にマッチしているのかという視点も大切です。個人が目指したいキャリアと、会社の方針とをしっかり重ねることで、日々の仕事に意義を見出していってほしいと考えています。

私自身も、上司から、自分の役割をかみ砕いて説明してもらったことで、進みたい方向性がスッキリと整理された経験が多くあります。『事業としてこういう理想を描いている。だからあなたにはこういう役割を担ってほしい』と明確に言ってもらえたから、迷わず目標に向かうことができた。そのやり方を意識して、メンバーの思いを汲み取りつつ、でも迎合しすぎないというバランスを大事にしています」

自分なりの選択ができるように、
選択肢を広げる努力を続けていきたい

- 今後は、ECチャネル戦略部が手掛ける、ECデータ統合プラットフォームツールOxcim(オキシム)β版®︎を広く展開し、オプトの新たな事業の柱にしていきたいと話す塚本さん。 そのために、お客様へのサービス提供はもちろんのこと、社内メンバーに事業内容の理解を深めてもらう活動にも注力してきました。その活動の一環として、2023年には個人の情熱と挑戦を讃える、デジタルホールディングスグループの社員総会「New Value Forum 2023」にエントリー。準グランプリを受賞しました。
「New Value Forumは、『新しい価値創造』を体現する1年間の取り組み内容を全社員の前でプレゼンテーションし、経営陣含む全社員の投票でグランプリ・準グランプリを決定するという取り組みです。2022年からスタートし、会社として注力しているイベントですが、実は当初、エントリーには躊躇がありました。社内向けイベントの準備に時間をかけるよりも、お客様に向き合う時間を増やしたい…と思っていたからです。
でも、事業を大きくしていくために、社内で認知を広げ、応援してくれる味方を増やすことも大事。そう考え直し、やるからにはグランプリを目指そうと取り組みました。

結果として、全社員1,000人以上の前で約10分間、事業について紹介する時間を持てたことで、社員の皆さんが私たちのやっている事業に対する理解を深めてくれる機会になったと感じています。何より、経営陣の皆さんが “新たな価値創造”にふさわしいと認めてくれたことがとてもうれしかった。とくに投資事業も手掛ける代表が、私たちの事業を評価してくれたことは、『投資に見合う事業である』というお墨付きをいただけたということ。メンバーも、自分たちがやっていることが評価されたという自信につながり、求心力も高まりました。挑戦してよかったと心から思っています」
- 一度はオプトを退職する道も考えながら、今は事業づくりの新たな目標を見据えている塚本さん。「何が正解かは分からない」中でも、大事にしているのは自分なりの選択だといいます。
「これまで 、“選択肢を広げる”努力をしようと考えてきました。
オプトに残る選択をしたときも、転職活動をして内定をいただき、選択肢が生まれたことで、今自分が置かれている環境を冷静に見つめることができたのかもしれない。選択できる状況を作るために、今できることは何かと考えていくことが大切なのかなと思っています」

「前編記事」





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写真:MIKAGE
取材・執筆:田中 瑠子

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