高山都さんが語る、40代からの仕事の選び方。自分らしく働き続けるために
モデル、俳優、ラジオパーソナリティ、商品ディレクション、SNSでの発信など、幅広いフィールドで活躍する高山都さん。けれど、そのキャリアは最初から順風満帆だったわけではないそうです。後編では、年齢とともに変化した働き方や仕事選びの基準、好きなことを仕事にするからこその覚悟についてインタビュー。さらに、自信を失ったときの立て直し方や、キャリアに迷う30〜40代へのメッセージも伺いました。
前編の記事はこちらです。
https://bemyself.pasonacareer.jp/skill/skill-4901/
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高山都(たかやま みやこ)
1982 年生まれ。モデル、執筆業、商品のディレクションなど幅広く活動し、丁寧な生き方を発信するinstagramも人気。
趣味は料理、ランニング、器集め、旅行、和装。
2024年11月に4年ぶりの著書『高山都、もの語り ひとりごと、ふたりごと』(宝島社刊)を出版。
6月にはYouTube【高山都miyakoto!?】を開設。
40代で変わった働き方。「アクセルを踏みながら、ブレーキも準備する」
- ー現在43歳ですが、20代・30代の頃と働き方に変化はありましたか?
- 高山:20代、30代の頃はがむしゃらに何でもできたし、体力もありました。何事もブレーキ無しで頑張れる感覚がありましたね。でも、30代後半から40代にかけては、体力的にどうしても抗えない「衰え」を感じることも正直あります。今までだったら「やりたいこと」重視でアクセル全開で働けていたけど、今それだけを重視すると、心身に影響が出てきてしまう。年齢とともに、ブレーキがかけられるようになった感覚があります。アクセルを踏んでいても、ちゃんと片足でブレーキを準備して、ちょっとずつステップを踏む働き方になりました。
- ーキャリアを重ね、仕事を選ぶ基準は変わりましたか?
- 高山:その点は意外とあまり変わってはいないかもしれないです。昔から忖度して仕事を選ばないようにしています。「あの人からの依頼だから」「断りづらいから」といった忖度で選びすぎると、「忖度だけの人」になってしまう気がしていて。私じゃなくても良いのかな?と感じる仕事は、マネージャーさんと相談して受けないこともありますね。
それよりも、「この仕事にワクワクする」「自分のステップアップになる」「新しい挑戦」を大切にしています。その仕事に自分がバチッとはまる自信があれば、積極的に仕事を受けています。
自信がないときこそ、自分の勝負できる場所を探す
- ー高山さんのように「好き」を仕事にして長く続けるために大切なことは?
- 高山:好きなことを仕事にするって、とても大変なことです。多分、好きなことは仕事にしない方が良いし、していない人の方が多いのかもしれません。でも逆に言えば、好きなことを仕事にできている人って本当にひと握り。なので、多少の犠牲は仕方がない。自分は自分で選んで、好きなことを仕事にしているんだという覚悟のもとに働くべきだと思います。
私は、今でこそ仕事が順調だと感じていますが、それでもやはり保証はないですし、明日どうなるかわからない働き方です。「とにかく自分でなんとかしなきゃ」という働き方をもう20年以上やってるので、大変ではありますが、自分で選んで、好きなことを仕事にできているのだから、今世はこの働き方で頑張っていこうと思っています。
- ー自分に自信が持てない時、どういう言葉を自分にかけますか?
- 高山:有名な言葉ですが、「置かれた場所で咲きなさい」と思うようにしています。たとえ端っこにいたとしても、輝いていたら誰かの目に留まるはずです。自信が持てないのは、自分が輝いてないから。どうやったら輝けるかを考えるようにしています。
そして、人の魅力は多面的なので、自分が勝負できる面を出す。例えばすごく仕事ができる人がいて、その人と同じ面で勝負しても仕方がない。自分にしかないその人とは違う面を出してアプローチしていく。「ここだったら勝てる」という点を磨いていく感じですかね。
- ー最後に、キャリアに迷う30、40代の読者にメッセージをお願いします。
- 高山:長い人生、何歳でも何回でもスタート地点に立てると思っています。目標に向かってスタートする時って当然できないこともあって不格好だけど、新しい挑戦をしている姿はとてもかっこいいと思うんです。
部署異動や転職はもちろん、結婚、出産などキャリアが一時的に止まるタイミングもあるかと思います。でも、今まで積み上げてきたキャリアがなくなるわけではありません。新しい選択や挑戦をしている自分のことを自分自身が見放さず、「スタートしてる自分かっこいい!」と全力で褒めてあげてほしいなって思います。
(取材・執筆/菱山恵巳子)





