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リーダーズ座談会

転職、異動、昇進。管理職が振り返る「私のキャリアの転機」

社内では相談しづらい悩みや本音を語る、女性管理職のオンライン匿名座談会。今回のテーマは「私のキャリアの転機」。転職や異動、昇進など、どんな転機を経験し、どのような変化があったのか、語っていただきました!

 



【参加者】

Aさん(34歳):広告業界。課長として10人の部下を抱える。同業種内で一度転職。

Bさん(37歳):マスコミ関係。二度の転職を経験。

Cさん(45歳):ITメディア業界で長く働く。

社内アピールや部署異動。現状から一歩踏み出した理由

ー皆さんのキャリアにおける転機は?
Aさん:私の場合、一番の転機になったのは、全社の年間MVPに選ばれたことです。広告代理店なので、売上は取引先の業績に左右されがちで、自分だけの実力で目標を達成できるわけではありません。なので、自らアピールするしかないと思い、社内コンテストに応募したんです。

自分の過去の成果を整理する機会になり、実際に受賞したことで成功体験になりましたし、一歩先の景色を見ることができました。社内で自分の名前が通るようになり、縦横の連携もかなりスムーズになったと感じます。

Bさん:すごく前向きな努力ですね!私の転機は、職種自体が変わる異動ですかね。というか、今の会社の異動は全て職種自体がリセットされます。当然、それぞれで行う業務の知識は、1からのスタート。様々なタイプの上司にも出会いました。自分の部のことだけ考えている人や、会社全体を見ている人、責任の取り方や人とのかかわり方も様々。自分がなりたい管理職像を考えるきっかけになりました。

Aさん:異動は自分でタイミングを決められない。だからこそ気持ちの整理も大変そうです。

Bさん:まさにです(笑)。「え!このタイミング!?」と思ったことも正直あります。できることが増えてきた分、できないことも見えてくるし、自分のふがいなさを感じたり…。ただ、部署異動があることによってそうやって自分自身を振り返れる。結果として年齢を重ねても新鮮な気持ちで仕事ができています。

Cさん:私も部署異動が大きな転機になりました。しかも役職を降りて異動する選択をして。そのまま昇進するか、立ち上げからスタートする部署に異動して他のスキルを積むか選択権がありました。ものすごく悩みましたが、このまま同じジャンルのスキルを積み上げても将来は厳しいのでは?と思い、異動を選択しました。


キャリアの転機に不安はつきもの。不安は正面から受け入れる

Aさん:その決断、自分だったら不安や葛藤で踏み出せないかもしれないです。

Cさん:正直、今でもあの時の選択が正しかったのか、モヤモヤしてしまうことはありますよ(笑)。でも、どんな決断も不安はつきものかなって。

Bさん:そうですよね〜。私の場合、異動のたびに毎回不安だったので、あえて不安を隠さないようになりました。わからないことも「わかりません」と全面的に押し出す。なんだか初めての業務であっても、中途入社だからなのか「わかってるでしょ?」という雰囲気があって…。そこで聞けないと中年なのにずっと新人みたいになってしまいますから!時間がもったいなさすぎる!

Cさん:知らないだけなのに「できない人」とレッテルを貼られるのも嫌ですよね。

Bさん:そうなんです!たとえその時「できない人かも」ってレッテルを貼られても、業務を理解したら変わるので。わからないことを受け入れ、人を巻き込んで、ある意味で「自分ファースト」で仕事をする。そうやって不安感を乗り越えています。

Aさん:皆さん様々な転機を経験されていますが、「あの時決断して良かった」と思えていますか?

Cさん:同じ場所にいては知り得なかったこと、新しい知識に出会えたので、満足しています。形の違う実績も手に入れることができました。私の場合、役職を下げましたが、価値のある貴重な経験になっていると思います。当時の自分にも「そっちの方向に行ってみな!」と言うと思います。

Aさん:わかります(笑)。私も過去の自分に「いけいけ!やれやれ!」と背中を押したい。

Bさん:そうそう。不安でも結局はなんとかなるものですしね。悩みつつもきちんと努力をしてその場の環境に馴染めば、未来はどうとでもなる!


仕事を辞めたくなっても明日は来る

ーでは、「仕事をやめたい」と思った瞬間はありましたか?
Aさん:やっぱり管理職になってからの方が、大変な分「あー辞めたい」なんて考えることも増えました。上からのプレッシャーはあるし、下にはなかなか伝わりづらいし。板挟みはあるあるですよね。

Bさん:正直、何回も思ってますよね(笑)。私の場合、大きな仕事をやり遂げた時に達成感を感じるとやめたいって思うタイプなんです。本当に頑張ったから、もうのんびりしてもいいのでは?と。

Cさん:そっちのタイプですか〜。私は自分の力が発揮できないと感じることがストレスで「もう辞めたい!」となることも。でも、小さなトライアルをいっぱい仕掛けて、小出しでも自分のアイデアの効果が確かめられるチャンスを仕込む。そうすることで辞めたい気持ちを乗り越えてきました。

Bさん:辞めたいと思っても、仕事はどんどん降ってきますしね。

Aさん:そうそう。結局明日は来るし、納期もある。落ち込んだとしても、辞めたくなっても、仕事なんだから明日になったらやらなきゃいけないし、やるしかない!


自分の中の軸を決めて、一歩踏み出そう!

ー今、キャリアの転機に立たされている方に伝えたいことは?
Aさん:転職などを考える時、家庭、キャリア、お金…さまざまな要素があると思います。でも、全部を希望通りに叶えるのは無理だと割り切った方が良いかなと思います。

だからこそ、何か一つ自分の中での軸を決めて、飛び込む方が良いはず。私の場合、その軸は「お金」です(笑)。 年収はそこそこ貰えているので。その代わり平日に子どもとゆっくり過ごす時間や家事をする時間や余裕はあまりありません。もちろん、家庭中心で働いている女性に憧れる時もあります。でも、私の仕事の軸はお金。それが家族の幸せでもある!と思っています。

その軸があるからこそ、失敗した時や葛藤がある時にも乗り越えられている感覚があります。

Bさん:例えば転職でも、20代、30代…と年代ごとに、やりたいことと求められることは変化しますよね。さらに年齢を重ねるにつれて、求人の選択肢は狭まってくるし、同じ会社にいても今後どうやって定年まで働くかを考えなければいけない。
悩みどころはたくさんありますが、あまり重く考えすぎずに無理せず自分の中で消化していくことが大切なのかなと思います。あとは自分に軸を置いて、人と比べないこと。

Cさんどんな挑戦であっても、何かしらプラスの要素を回収できると感じます。ならばやれるうちにやっておく。歳をとるとそんな機会もめっきり減るので!一歩踏み出してほしいです!


ーー
転職、異動、昇進——どの選択にも不安はつきものです。それでも皆さんに共通していたのは、「自分なりの軸を持ち、立ち止まりながらも前に進んできた」ということ。迷いながらでも一歩を踏み出すことで、見える景色は確実に変わって来るはずですよ。

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