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マイキャリアストーリー

『「自分はどうありたいか」に向き合って欲しい』
東京電力エナジーパートナー株式会社 お客さま営業部 電化推進グループマネージャー 成田菜採さん【前編】

誰しも迷うキャリアの決断。管理職として活躍する女性はいつ、何に悩み、どう決断してきたのか。キャリアの分岐点と、決断できた理由を語っていただきます。

今回は、東京電力エナジーパートナー株式会社の成田菜採さんにお話を伺いました。

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成田 菜採(なりた なつみ)さん

東京電力エナジーパートナー株式会社
お客さま営業部 電化推進グループマネージャー
一級建築士

仕事を通じて地球環境を考える、エネルギー会社ならそれが実現できると思った

国内最大の小売電気事業者として、全国のお客さまへ電力サービスを提供している東京電力エナジーパートナー。成田菜採さんは、「でんきとの新しい暮らしかた」を提案するお客さま営業部で、太陽光発電システムや蓄電池など、電気の地産地消を実現するサービスを提供しています。
「電気はこれまで、電力会社から買うことが一般的でした。でも今は、太陽光発電システムを使って自分の家で作り、蓄電池に貯めて使うという、新しい暮らしのかたちを選択できます。経済的にもメリットがあり、防災の観点からも安心できる。カーボンニュートラルの面でもおすすめしているのが、今の私の仕事です」
2007年に新卒で東京電力に入社した成田さん。大学院で建築環境学を学び、建物や設備によって室内環境がどう作られるのか、快適な空間を作る上で屋外環境がどう影響するかといった分野を研究してきました。地球温暖化などの環境問題や、エネルギー政策なども深くかかわる分野だったため、就職先には自ずと、エネルギー関連の企業が選択肢として入ってきたと言います。
「手を動かして何かを作ることが好きだったので、建築なら面白そうだと漠然と考え、進学を決めました。一方で、地球温暖化などの環境問題には、中高生の頃から興味を持っていました。メディアで注目され始めた時期も重なり、情報が入りやすかった背景もあったと思います。大学で建築と環境学とが合わさるような学問があると知り、自然と惹かれていきました」
研究室の周りの先輩や友人たちは、ハウスメーカーやゼネコンを選ぶ人も多かったそうですが、「エネルギー会社であれば建築の知識も生かしつつ、地球環境について考えながら業務に向き合える」と、東京電力への入社を決めました。

技術営業職として入社し、当時会社としても注力していたオール電化住宅の提案を担当。電気をより快適に使っていただけるように、ハウスメーカーやマンションディベロッパー、地域の工務店などの住宅事業者と連携を進めていったほか、新しい生活スタイルの導入に向けた補助金制度拡充などの政策提言を関係省庁等に働きかけることもありました。
「大学院での学びを活かせる分野ではありましたが、仕事では、自分の興味があることを追究していけば良いというわけではありません。お客さまに選んでいただくために、お客さまにとって何がメリットになり、それをどう伝えれば理解いただけるのか、相手の立場を考える力が一番鍛えられたかなと思っています。
今の仕事もそうですが、個人のお客さまに直接案内する以上に住宅事業者と一緒に動くことが多くあります。それぞれの企業や担当者にも私たちと一緒に動くことのメリットを感じていただけるように、サービスの説明や伝え方に意識を向けられるようになりました」

立ち止まってキャリアを振り返った、人生最大のターニングポイント

自身のキャリアに向き合うターニングポイントは、入社4年目に訪れます。
2011年3月11日に発生した東日本大震災の影響で、福島第一原子力発電所で原子力事故が発生。周囲からも様々な声が寄せられる中、社内には小さくない混乱が生じていました。
「同僚や同期メンバーの中には転職やほかの道を選んで会社を去っていった方も多くいました。では、私はどうしたいのか、この会社で何がしたかったのか。 “自分を顧みる”プロセスを経て、再び、自分に何ができるのかを考えて進んでいく時間だったのだと思います」
そもそも入社を決めた理由や、これまでの仕事で感じた面白さ、うれしかった出来事を一つひとつ振り返っていった成田さん。研究をしていたときに「地球環境をより良くするための具体的な働きかけを普通の人たちに行うことの難しさ」を痛感していたことを思い出しました。そして、それをきっかけに、「ここに残ってエネルギー事業に携わっていくことで、お客さまに直接伝えていくことができる」と、仕事の意義を再認識したといいます。
「混沌とした状況の中でも、一緒に働く仲間や周りにいる人たちはとてもあたたかくて…。だんだんと、やりたかったことができる環境があるのなら、まだ続けていこう、と思えるようになりました。被害に遭われた方、今現在も被害に遭われている方を思い、立ちつくしてしまう場面もありましたが、だからこそ、『自分が何をすべきか』を立ち止まって考える大事な時間になったと、今なら思えます」


→「後編記事」につづきます





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写真:MIKAGE
取材・執筆:田中 瑠子

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