装いチェンジで好感度アップ!会食時の装いと小物使いのポイント
忘年会や取引先の挨拶など、これから年末にかけて会食が多くなる季節ですね。
会食の目的や出席するメンバー、お店や会場によって選ぶ装いは変わるもの。
お仕事ファッション(ビジネスファッション)において、「清潔感」というのは大切な要素ですが、会食などの外出時の装いは、オフィスにいる時よりも少しだけ「華やかさ」をプラスすると好感度がアップします。
今回は、手軽にできるお仕事から会食へ向かう場合の装いチェンジ方法をご紹介します。
目次
トップスのインナーをチェンジして顔周りを華やかに
仕事の時のスーツやジャケットのインナーには、無地のシャツやブラウス、カットソーを合わせることが多いと思いますが、会食の場合は、いつもより「少しだけ華やか」を意識してみましょう。
ボウタイブラウス、パール付きブラウス、ビジューをあしらったカットソーなどで、首元、襟元にポイントを持っていくようにすると華やかさを演出できます。
襟元にきれい色のスカーフやブローチをプラスしても華やぎが増します。インナーの色やスカーフの色は、似合う色=パーソナルカラーを取り入れると顔色が良く見え魅力が引き出されます。
着替えることが難しい場合は、洋服を決める時に少しだけ華やかなインナーを選んでみましょう。
ボトムスをチェンジして垢ぬけた装いに
華やかな色のスーツを着ることが難しいというときは、スカートやパンツなどボトムスだけをチェンジする方法を試してみてください。華やかな色のボトムスは遠目から見てもお洒落ですし、トップスが控えめでも一気に垢抜けた印象になります。
レースのスカートもおすすめです。色は抑えめでもレースのスカートに変えてみるだけで、きちんと感はありながら華やかさがプラスされます。レースのスカートは、通年使えて程よく体型カバーもしてくれる便利なアイテムです。
丈の長さは、膝が隠れるくらいの長さがおすすめ。膝が隠れる長めの丈は今年のトレンドでもあるので今期にぴったりです。もし会場がお座敷の場合は、窮屈ではないシルエットのボトムスを選びましょう。
困った時はジャケット+ワンピースで急な会食も安心
ジャケットの下に上品でシックなワンピースを合わせておくと、ジャケットを脱いでワンピースだけになることもできますし、必要な場面ではジャケットを羽織ることもできます。同じ羽織りものでもストールやショールは、ビジネスの会食にはふさわしくありません。
コンパクトなシルエットのジャケットはカーディガン感覚で着ることができますし、トレンドのダブルジャケットは、スマートな印象になります。上質な素材のジャケットとワンピースのセットアップであれば、信頼感も増しますし、洗練された印象になります。
ジャケットとワンピースを異素材にすると、メリハリと華やかさを演出してくれます。ただし、スカートにボリュームがありすぎたり、丈が長すぎると座ったときにスマートではないので、スカートのボリュームはほどほどにしましょう。着替える必要がないので、ジャケット+ワンピースは、急な会食にも安心な鉄板コーディネートです。
靴は場所と服装マナーを意識して
靴を脱ぐことも想定される会食では、レースアップやブーツなどではなく、脱ぎ着しやすいパンプスが正解です。
その際、砂利の敷かれた庭園などがある場合もあるので、細いヒールタイプよりもきちんと自立する太いヒールのパンプスがおすすめ。最近のトレンドでもあるチャンキーヒールはぴったりです。
ホテルでの食事にNGなシューズは、ビーチサンダル・スニーカー・ミュール(かかとが無いタイプ)です。カジュアルで良いという場合でも、サンダルやスニーカーで参加するのは避けたほうが良いでしょう。
オープントゥやバックストラップのパンプスも控えめなものなら問題ありませんが、つま先とかかとが隠れるパンプスであればどんなフォーマルな場でもオールマイティーに活躍してくれます。
アクセサリーをチェンジして手軽に華やかさをプラス
仕事場で着けているアクセサリーを、会食の前にチェンジすれば簡単に華やかさを演出できます。
ネックレスを少しだけ大振りのものにしてみたり、ピアスを揺れるタイプにしてみたり。ピアスが着けられない場合は、イヤーカフなども一瞬でおしゃれになれるアイテムです。
襟元にきれい色のスカーフをプラスする際には、スカーフの巻き方で華やかさの度合いが変わってきます。結び目を正面に置いたアレンジは大人可愛い印象を、サイドに置いたアレンジは上品な印象を与えます。不器用さんは、普段使っているバッグにスカーフをサッと巻くだけでも、印象をワンランクアップさせてくれます。
また、華やさを添えるブローチも、この秋冬の注目アイテムでデザインが豊富。ANTEPRIMA(アンテプリマ)などのエレガントなものから、STELLA HOLLYWOOD(ステラハリウッド)などの個性的なものまで、一つ身に着けるだけで今年らしい華やかさを纏うことができます。
ヘアアレンジとアイテムで印象チェンジ
最近は、持ち運びに便利なミニヘアアイロンの種類が豊富です。コンパクトなサイズで、ショートヘアやボブスタイルもアレンジしやすく、前髪やサイド、後れ毛も簡単に巻いたり伸ばしたりすることができます。
普段がダウンスタイルなら、毛先を少し巻いてからハーフアップにするといつもと違う印象を与えることもできます。パールの付いたヘアクリップやバレッタなどのヘアアクセサリーをプラスするとさらに華やかさがアップします。
不器用さんは、ヘアゴムで結んでから、ゴールドやシルバーのヘアフックという便利なアイテムで結び目を隠すだけでも垢抜けます。ブームが再来しているカチューシャも、簡単に印象を変えることができるお助けアイテム。ひとつ結びにカチューシャをしてしまえば、髪の気になる部分をカモフラージュできます。
毛量が多く広がりがちな髪質の方には、幅が太めのもの、落ち着いた印象に仕上げたい方は、細めのものがおすすめです。型押しやレザーカチューシャならば甘くなりすぎずに着けられますし、上質なALEXANDRE DE PARIS(アレクサンドル ドゥ パリ)や個性的なIRIS47(イリスフォーセブン)、プチプラも種類が豊富です。
カチューシャを着用する時の前髪は、おでこを出すオールバックが定番ですが、七三分けくらいにしてからカチューシャをオンすることもできます。セットする時間がない場合は、キレイめな黒カチューシャを取り入れてみてください。
また、トップや前髪から出る細かい毛やまとめ髪の乱れには、サッと塗るだけで整う、ミルボン【エルジューダ】ポイントケアスティックなどのアホ毛専用マスカラをメイクポーチに忍ばせておきましょう。手を汚さず、持ち運びにも便利で外出時のレスキューアイテムになること間違いなしです。
まとめ
会食のシーンの装いにおける華やかさを出すポイントをご紹介しました。
事前にお店の雰囲気や座席の様子、主な客層などがわかれば、お店の雰囲気に合わせて装うこともできます。
年末の会食や外出時の装いは、清潔感を失わない範囲内で、女性らしさや華やかさをプラスしましょう。一方、濃すぎるメイクや派手すぎるネイルなどは、一歩間違えると下品に見えてしまうのでやりすぎに注意しましょう。
会食は、お互いをよく知り親睦を深め、信頼関係を築き、その後の関係をよくするための機会です。自分も周りも気持ち良く過ごせるような装いで楽しい時間にしたいですね。
イメージコンサルタント・工藤亮子さん
パーソナルカラー診断や骨格分析、ショッピングの同行などを行っている工藤さん。これまでに9000人を超える方々と接してきた経験をベースに、経営者、起業家、政治家、芸能人、文化人、男女エグゼクティブのイメージ戦略、自分らしく生きたい女性の魅せ方まで、幅広く支援。また、協会、NPO法人などのブランディング、省庁、行政のHPコーディネート、スタイリスト向けの教材開発なども手がけています。
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