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リーダーズ座談会

男性育休を取った3人の体験談。取得期間は?家事・育児の分担はどうしてた?

リーダーズ座談会特別編として、育休を取得した男性のオンライン匿名座談会を実施。今回は約2〜4か月の育休を取得した3人に、取得期間や育休中・復帰後のリアルについて語っていただきました。

前編では、育休期間中の生活について詳しく語っていただきました!



【参加者】

Aさん(31歳):マーケティング業務を担当。2026年1月から約4か月の育休を取得。現在、子どもは0歳5か月。

Bさん(29歳):営業職・マネージャーとして組織マネジメントを担当。 2025年10月から約2か月の育休を取得。現在、子どもは0歳9か月。

Cさん(32歳):営業職・チームリーダーとしてメンバー育成・業務推進を担当。 4歳と0歳4か月の姉妹を子育て中。2026年2月から約3か月の育休を取得。

男性育休は「当たり前」に。取得を後押しした職場環境

ーー育休取得を考え始めたきっかけは?
Aさん:同世代の友人たちの体験を聞くうちに、育休を取ることが自分の中で徐々に当たり前になっていきました。自分の中でも「最低2か月、できれば3か月」という相場観がありました。

あとは病院のパパママ学級での助産師さんからの言葉や区役所から届く父親向けのガイドブックも後押しに。意外とみんな取っているんだと分かったことで安心できました。

Bさん:子どもを授かった際に、妻と話し合って決めました。産後の大変さについては、周囲の話やさまざまな事例を通じて理解していたため、妻を支えたいという思いがありました。

それに管理職という立場だからこそ、育休を取得することで、メンバーにとってもライフイベントとキャリアを両立しやすい雰囲気づくりにつながるのでは、という思いもありました。

Cさん:「意外とみんな取っている」と思えたことは大きいですよね。同じ部内にも育休を取得されている男性が複数いたため、安心して取得することができました。

とはいえ、収入面や育休が終わった後の働き方など、不安はありましたけどね。

Bさん:確かに。あとは自分が育休中の業務への影響も気にはなっていました。

Aさん:私の場合は、会社としても男性育休を後押ししていたので、業務やキャリア面の不安は少なかったかもしれません。人事からの育休制度に関する明確なメッセージや資料があり、弊社の男性社員は平均3か月ほど育休を取得していると数字で分かったことは大きな安心材料でした。

一方で、自分にちゃんと育児ができるのかが不安で!これまで大人2人で回してきた生活に、一人では何もできない赤ちゃんが加わる…。首がすわってない子を沐浴させたり、ミルクをあげたり、抱き方ひとつとっても正解が分からず、寝かしつけも、授乳のサポートも、体調が変わったときの対応も何もかもが未知でしたね。


ーー育休取得を周囲に伝えた際、印象に残っている反応があれば教えてください。
Aさん:いい意味で、印象に残らないくらい自然に受け入れてもらえました。職場でも、「3か月不在になるから、こういうスケジュールで引き継ぎを進めましょう」と建設的に話を進めることができて。振り返ると、「3か月って長いね」と言った人は一人もいなかった気がします。

Cさん:私も職場の反応は同じでした。妻の方が「そんな長い期間取れるの⁉︎」と驚いてたかな(笑)。

Bさん:上司は嫌な顔一つせず、むしろ取得を奨励し、背中を押していただいたことが印象に残っています。その姿勢に触れたことで、自分自身もマネージャーとして、メンバーのライフイベントに対して前向きに寄り添える存在でありたいと改めて感じました。


夫婦で試行錯誤した育休生活。それぞれが担った役割

Cさん:育休中、皆さんはどう過ごしていましたか?我が家には長女がいたので、長女のお世話や、昼食づくり、お風呂、寝かしつけなどが私のメインの役割でした。

Bさん:そうか上の子がいるとまた役割も変わりますね。私は授乳後の対応、おむつ替え、沐浴、寝かしつけ、家事などを妻と分担して過ごしていました。特に産後間もない時期は、妻の体調回復を優先しながら、自分ができることを主体的に担うよう意識していました。

Aさん:私も産後は妻の体調回復を最優先に、妻にはできるだけ通常の生活リズムで過ごしてもらうよう、私が基本的に22時〜8時までの夜間の対応を担当をすると決めていました。私が寝るのは朝8時頃から午後3時頃までで、夕方から夜は二人でお世話というスケジュールを組んでいて。

Cさん:完全にAさんが昼夜逆転する感じだったんですね!

Aさん:はい。実際に2か月間はこのスケジュールを実行していたのですが、結局妻も3時間おきの授乳時には起きるため、夫婦とも小刻みな睡眠になってしまい、頭がフルに働かない。家事も追いつかず、精神的な余裕もない…という状況に。

そこで、せめて私だけはフルパフォーマンスを出せるように、3か月目以降は私が昼担当・妻が夜担当に切り替えました。その分、家事全般はできるだけ私が担当。里帰り中でもあったため、食材などの買い出しは妻のご両親に頼ることができました。


育休で変わった夫婦の関係。そして仕事への向き合い方

ーー育休中に最も印象に残っている出来事や気づきがあれば教えてください。
Aさん:最も印象に残っているのは、夫婦関係の変化です。これまでは互いに自立した大人で、日常生活で相手の助けが必要になる場面は多くありませんでした。けれど赤ちゃんを育てるとなると、どうしても相手の協力が不可欠です。心身ともに疲れて余裕のない時期に、期待していたことが実現されないと、つい喧嘩にもなります。それでも、きちんと話し合えば「次はこうしよう」と建設的に解決できる。戦友というか、一緒に困難を乗り越えていく相棒のような感覚がぐっと強くなりました。

Cさん:そうですよね。自分は出産の立ち合いができたので、そこで母の偉大さを感じましたね。出産に伴う妻の入院中は長女と二人で過ごしていましたが、「ママがいない」と長女が涙を流しており…。妻という存在の大きさを改めて感じました。

Aさん一緒にいたからこそ自分も育児の当事者として理解できることは大きいですよね。産後の母親の負担の大きさや、母乳量を増やす努力など…近くにいたからこそ、父親が積極的・主体的に動かないとと思えました。今回の経験を踏まえて、2人目のときはもっとしっかりサポートしたいです。

Bさん:わかります。実際に産後の子育てを経験したことで、育児って想像以上に体力的にも精神的にも負荷が大きいものだと実感しました。子育てをしながら働く方々への理解が深まり、これまで以上に一人ひとりの背景を想像しようとも思えるように。

あとは子どもの成長スピードの早さにも驚きましたね。乳幼児期の限られた時間を家族で一緒に過ごせたことは非常に有意義でした。



ーー

育休中の過ごし方は家庭によってさまざまですが、夫婦で育児に向き合う時間を持てたことはもちろん、仕事やマネジメントへの向き合い方にも変化が生まれたという参加者の皆さん。後編では、育休復帰後のリアルを語ります。

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