「更年期症状」を予防するセルフケアとは? ~保健師が解説~
パソナキャリアが運営する公式YouTubeチャンネル、『女性管理職のキャリア&転職サポートチャンネル』より、Be myself読者におすすめの動画のサマリーをご紹介します。
今回ご紹介する動画は「更年期症状を予防するセルフケア」について。
保健師として多くの女性の健康相談を受けてこられた藤野さんをゲストに迎え、更年期をテーマに語ってもらっています。
更年期を迎える女性管理職やリーダー層が直面する体調や心理面の変化について学びたい方は必見です。
更年期とは?

動画の中で、藤野さんは「更年期」を、子どもの思春期と同様、男女ともに100%の人が通過する“変容の季節”なのだと語ります。
中でも女性の場合、閉経の前後10年間を更年期と呼びますが、閉経のタイミングからさかのぼって更年期の開始時期を判断することになるため、更年期時期の把握が難しい側面があるそうです。
そのため、「今までと違うな」と思い始めたタイミングが更年期の始まりだったということも珍しくないといいます。
更年期の主な症状
更年期には、(1)身体的症状と(2)心理的症状の二種類の症状があるといいます。
(1)身体的症状:
頭痛、腰痛、肩こり、発汗、のぼせ、動悸、抜け毛の増加、睡眠障害など。
(2)心理的症状:
だるさ、疲れ、イライラ、感情のコントロール困難。
こうした更年期の症状により、実に45%もの人が「仕事のパフォーマンスが半分以下に低下した」と感じているのだそうです。
更年期への対処・予防方法
医療機関の活用
更年期と思われる不調が続く場合は、クリニック受診が推奨されます。
病院では、
・ホルモン補充療法
・漢方処方
・抗うつ薬・抗不安薬の処方やカウンセリング
などの治療が行われるそうですが、保険診療以外にも、さまざまな治療法があるため、情報収集を行って自分に合ったクリニックを探すことを藤野さんはすすめています。
更年期症状への3つの予防策
動画の中で藤野さんは、まだ更年期症状が出ていない人が日常生活で取り入れられる予防策として以下の3つを紹介しています。
(1)バランスの良い食事
(2)適度な運動(血行をよくする)
(3)「気づき(マインドセット)」の力
特に、(3)「気づき(マインドセット)」の力については、自身の思考パターンが、成長モードなのか危機回避モードなのかに「気づく」ことが大切だそうです。
成長モードは、「●●したいから~する」というポジティブな捉え方で、ドーパミン・セロトニンなど意欲面や精神安定に良い影響を与えるホルモンを分泌しやすいモードとされています。
一方の危機回避モードは、「●●を避けたいから~する」というネガティブな捉え方で、ストレス回避ホルモンであるコルチゾールの分泌を促し、自律神経の乱れにつながるとされています。
自分がどちらのモードになることが多いのか、まずは気づくことで、マインドセットを切り替えるきっかけにできると藤野さんは語ります。

思考を「成長モード」に切り替えるために
「成長モード」に思考を切り替えるにあたり、“呼吸”の重要性についても説いています。
特に、我慢している時や不調を感じる時には、意識的に深い呼吸をすることで気持ちを落ち着かせることができるといいます。
1日5~10分でも深呼吸を習慣化することで、自律神経を整え、思考の切り替えを助けることができるそうです。
藤野さんは、更年期を「チェンジ・オブ・ライフ(変容の季節)」として前向きに受け止めることが、症状の緩和や自己成長につながると語ります。
自分を責めず、まずは自分の思考パターンに気づくことから始めていきましょう!
動画本編
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