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人望が厚い人の特徴とは?周囲から慕われるビジネスパーソンになるために

あなたの職場に人望が厚いと感じる人はいますか? 人望が厚い人は、周囲とスムーズにコミュニケーションを取ることが可能なので、仕事がうまく回り、結果として良い成果を出しているケースが多いです。

 

この記事では、人望が厚い人の特徴や、そうなるために意識すべきポイントを解説します。

人望が厚いとは、どんな状態?

「人望」というのは、周囲の人から寄せられる尊敬・信頼・期待の心を指します。つまり「人望が厚い」というのは、多くの人から尊敬・信頼され、期待されている状態のことです。

ただ能力が高い、成果を上げているというだけでは、人望が厚いとは言えません。

似たような言葉に「人徳」という表現がありますが、「人望」が他者からの評価に着目した言葉なのに対し、「人徳」は、その人に備わっている気質・性格(徳、品性)に着目した言葉である点で異なります。

人望が厚いことのメリット

前述したように、人望が厚いということは他者からの信頼があるということです。他者からの信頼を得ることによるメリットは数多くあります。

例えば、周囲の信頼を勝ち得ていれば、様々な場面で仕事が円滑に進めやすくなります。ビジネスにおいて一人で完結する仕事はほとんどありません。大きなプロジェクトになればなるほど関わる人数は増えます。周囲に信頼されていれば、関わっている人からの印象がプラスの状態でスムーズに仕事を進められるということです。

また、普段なら断るような頼み事でも、特定の人に対して「この人のお願いなら聞いてあげようかな」と思うことはありませんか?これも人望がなせるワザです。つまり、日頃から人望が厚い人には、困った時に頼れる仲間がたくさんいます。それは仕事をする上で大きなメリットです。
社内でのコミュニケーションの重要性については、是非こちらの記事もご覧ください。

社内コミュニケーションを活性化する重要性とは?事例を紹介
コミュニケーション不足が職場に与える影響とは?原因や対策を解説

人望が厚い人の特徴

では、人望が厚い人にはどのような特徴があるのでしょうか?

他者や自分との約束を守る

まず、人望が厚い人は約束を守ります。

前述した通り、人望と「周囲の評価」は切っても切り離せないものです。相手との約束を守る、というのは人として誠実であることであり、信頼の第一歩です。

また人望が厚い人は、自分との約束も守る傾向にあります。つまり、有言実行です。自分との約束を守っている姿が他者からの評価にも繋がり、より信頼を勝ち得ていくのです。

責任感が強い

そして約束を守るということは、自分の発言に対し責任を持っている証拠でもあります。

つまり、人望が厚い人は責任感も強い傾向にあります。自分の言ったことや行動に責任を持つ。それができる人だからこそ、周囲も「この人に任せれば大丈夫」と思えるのですね。

面倒見がよい

また、面倒見がよいのも人望が厚い人の特徴の一つです。

人望が厚い人は、言われた仕事をただこなすだけではなく、周囲で困っている人を見つければ、うまくフォローに入るタイプが多いのです。

気配りがうまい

面倒見がよいこととも関連しますが、人望が厚い人には、周囲の人に対して配慮ができる気配り上手なタイプが多い傾向があります。

自分の仕事ばかりでなく、周囲に目を向けており、助けに入ることを意識しているのですね。そうやって人を助けているので、いざ自分が困った時には周囲の人も「この人のためなら」と手を差し伸べてくれるようになるのでしょう。

前向きな考え方をする

さらに、人望が厚い人は前向きな考え方をするタイプも多いです。一緒に仕事をする相手をネガティブな気持ちにさせません。

もちろん誰しも落ち込むことはあります。ですが、落ち込んだとしても長く引きずらずにすぐに前を向くことができるので、周りの人の気分を下げないのでしょう。

悪いことは悪いと認められる

最後に、人望が厚い人は失敗した時の態度にもその特徴が表れます。言い訳をせずに、きちんと謝罪をすることができるのです。誰しも失敗をすることはあります。そんな時、悪いことをきちんと悪いと認めることができる人が他者から信頼されるのです。

人望が厚い人になるために、意識すべきポイント

人望は他者からの評価ですが、自分の振る舞いを変えることで獲得することができます。誰しもが周囲に慕われるような「人望が厚い人」になることができるのです。
ここでは、人望が厚い人になるために意識すべきポイントについて解説します。

口にしたことはきちんと守る

まず、人の期待を裏切らないためにも、些細な事も含めて、口にしたことはきちんと守ることが大切です。納期や仕事に関することは当然ですが、雑談の中での「おすすめのお店のURL送ろうか?」といった言葉でも、自分がすると言ったことはきちんと守るようにしましょう。

また、仮にどうしても約束を守れない場合は、それがわかったタイミングで素早く・誠実に謝罪することも重要です。

そういった小さな積み重ねが、他者からの信頼を積み上げていくのです。

他責にしない

予期せぬことが起きたり、自分の仕事で失敗してしまったりした時も他責にしないことが大切です。

自分のミスがあれば認め、改善点まできちんと報告すること。仕事に対して当事者意識を忘れず、自分ごととして考える姿勢が大切なのです。

人の話を最後まで聞く

すでに知っている内容や、事実と異なる内容を聞くと、どうしても話を遮りたくなる気持ちになります。ですが、相手の話は最後まで聞くように努めましょう。

途中で相手の話を遮ってしまうと、「この人は最後まで話を聞いてくれない」と相手に不信感を与えてしまいます。相手の話に真摯に耳を傾けることで、「この人はきちんと話を聞いてくれる人」という信頼を積み重ねましょう。

日頃から他人のことを気にかける

人は、日頃から自分のことを気にかけてくれる人のことを、信頼したくなるものです。

困った時に声を上げられる人というのは意外に少ないものです。特に責任感が強い人ほど、辛い時にSOSを出しにくい傾向にあります。誰かが困っている状況に気づくためには、日頃から周囲の人の様子をよく見ることが不可欠です。

例えば、毎朝の挨拶からでも相手の調子を把握することができます。いつもは元気な挨拶を返す人が、暗い雰囲気の挨拶をしていたら、何か仕事で困り事を抱えているのかもしれません。そのようにして、日頃のちょっとしたコミュニケーションから周囲の人の調子を気にかけてみましょう。

管理職と部下との信頼関係構築についてはこちらの記事もご覧ください。
管理職とメンバーの信頼関係構築のポイント

クイックレスポンスを心がける

返信の速さというのは、信頼に直結するポイントです。また相手が自分のことを気にかけてくれているというバロメーターでもあります。

いつもすぐに返信をくれる人となかなか返信がない人では、困った時に相談しやすいのは前者ではないでしょうか?相手が求める答えをすぐに返せなくても構いません。「今は忙しいのでまた後で返します」という第一報でもすぐに返せば信頼度は高まるでしょう。

ネガティブな感情は口に出さない

人望が厚い人は、ネガティブなことをあまり口にしません。

人の悪口はもちろん、自分自身についてもネガティブな感情よりも前向きな言葉を口に出すように心がけましょう。

もちろん人間ですからネガティブな感情は出てきます。しかし、話す相手と場所を選んで普段は口に出さないようにするだけで、他人からの見え方は大きく変わるものです。

自分のミスはきちんと認める

仕事で失敗した時に、言い訳をしたくなることもあります。ですが、自分のミスはきちんと認めて謝罪するようにしましょう。

通常、ミスは信頼を損なうものですが、誠実な謝罪とその後の対応次第では、ミスで失った以上の信頼を積み上げることもできるのです。

まとめ:周囲から信頼される「人望がある人」を目指そう

人望が厚い人というのは、周囲から信頼されるに足る特徴を持っています。その特徴は、自分の振る舞いによって勝ち得ることができるものです。

周囲に慕われるための誠実な発言や行動を意識し、信頼される「人望がある人」を目指しましょう。そうすることで仕事は円滑に回るようになり、より活躍できる環境を作ることができるでしょう。

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