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リーダーズ座談会

「管理職になって幸せ?」幸福度も自由度もUP!女性管理職の本音

社内では相談しづらい悩みや本音を語る、女性管理職のオンライン匿名座談会。今回のテーマは「管理職になって幸せか」。管理職になって良かったこと、逆になったからこそ知った現実も。やりがいや大変なことを乗り越えて感じたこと、管理職を続けたいかどうか、ここだけの本音が飛び出しました!



【参加者】

Aさん(45歳):出版業界。メディアの編集長として3人の部下を抱える。

Bさん(40歳):製造業で6年間管理職を務める。

Cさん(43歳):IT業界で働く。管理職歴5年目。

管理職になって「仕事のやりがい」がUP

ー管理職になって「良かった」と感じることを教えてください。
Aさん仕事の影響範囲が広がったことと、視座が上がったことです。私はメディアの編集長という肩書きがあるので、少なからずイベント登壇など表に出る機会があります。それを利用してメディアのPRができるところもありがたいです。PR予算がない中、自分自身が宣伝塔として動けるのは管理職だからこそだと思います。

Bさん:仕事の影響範囲が広がり、裁量が増えたことは良かったと感じます。あとは単純に給与と待遇が上がったことも、管理職になって良かったことです!

Cさん:それはかなり大きいです!それに職位が上がったことで、自分自身がやりたいと思っていたことが叶っている実感はあります。私は管理職になってからの方が仕事のやりがいを感じています。
ーでは、管理職になって「想像以上に大変だったこと」は?
Aさん:自分の仕事ができないことですね。会社にいる時は常にメンバーの相談や決裁をしているので、帰宅後や休日を利用して自分の仕事を進めることが多いです。

Bさん:20名以上のチームでラインマネージャーをしていた時は、多人数のピープルマネジメントがとても大変でした。

Cさん:今だから笑えますが、部長になって2ヶ月目でストレスによる円形脱毛ができましたよ(笑)。数字のプレッシャーや周りの期待や反感などはうまく受け流していたつもりだったのですが…。自分の思いがけない繊細な一面を知って驚きました。



「全部自分で」を手放すと、管理職の幸福度は増す

Aさん:それは大変でしたね!でも今はやりがいを感じているのだから素晴らしいです。私の場合、今担当しているメディアの業績が悪いことへのプレッシャーがあり、いまだに日々「管理職辞めたい」と思ってしまうほどです(笑)。

Cさん:その気持ちもわかります…。ただ、管理職ってチームが成果を出すための調整役であり奉仕者なので、「自分で全て 背負わないと!」という気持ちは手放しました。自分なりの基準よりも、メンバーの基準に寄り添うようにしたら気持ち的にはラクになったかな。管理職になりたてよりも今の方が幸せに管理職ができているな〜と感じています。

Bさん:私も、全部自分でやろうとするのではなく、できることとできないことの線引きをはっきりしてからラクになりました。
会社に相談して、ラインマネージャーではなく、高度人材登用のかたちで専門職的な動きができる場所に転換したら、管理範囲が減ったのでゆとりができました。管理職という立場に今はとても満足しています。

Aさん:そうですよね。私の場合、業績が悪いとは言うものの、「ついてきてくれている読者」も確かにいる。その方々を裏切れないので、これからも最善を尽くして良いものを作り続けていきたい!という気持ちで頑張っています。大変は大変だけど、仕事にやりがいを感じているから、「いま幸せです!」とは言えます!

必要以上に身構えず、チャレンジしてほしい!

ー社会や組織にどのような変化が起きれば、女性管理職はもっと増えると思いますか?
Aさん:私自身、子供がおらず、これまで女性の多い職場で仕事をしてきたせいか「女性だから」といって男性より評価が下げられた経験がなくて。
ただ、出産や育児の現状を広く見てみると、「女性が仕事に割ける時間は男性よりも短い」という実情がありますよね。それが会社の中の客観的な評価につながっているところはあると思います。
仕事にコミットしたい女性が男性と同じだけ仕事をできるように社会や組織を整えることで、女性管理職は増えるのではないかと思います。

Cさん:そうすれば、性差なく能力のある人が正当に評価されるようにもなる。会社の業績もあがりそうですよね。

Bさん組織の変化と同時に、個人が持っている無意識の先入観を取り払う必要もあると思います。「家事育児は女性が多くやるもの」「リーダーは男性」という意識は少なからずまだ残っている気がするので…。

Cさん:管理職になることに対して、必要以上に尻込みしてしまっているケースもありますよね。でも実際はプレイヤーよりも、管理職というメンバーのサポートに回る方が合っている人もいるはず。

Bさん:厳しい言い方になってしまいますが、生成AIの登場で「活用」できる人材にしか席が残されない世の中になっていく気もしていて。その時に、管理職というマネジメント側にいること自体が自身を守る術になるのかなと。

Cさん:確かに。AIに代替されない人材でいるためにも、管理職としてのマネジメント経験があることは有利かも。これからも長く働くとして、管理職経験がマイナスになることはないですよね。

Aさん:そうですね。あとは「管理職になって何をしたいか」を考えると前向きになれるかなと思います。公私共に「何をしたいか」を叶えるために、仕事のバランスをどう取るかを考えていくと、どちらも犠牲にせずに幸せになれるのではないかと思います。

Bさん:役職を上げていくとはすなわち組織内での自身の影響力を上げていくことでもあります。裁量や自由度が上がるのは間違いありません!
「誰かを育成する」という役割に過度に身構えず、チャレンジして欲しいです。何事もその場所に立たないと解らないことがあるので。



管理職になって、大変な瞬間もあれば、やりがいを実感する瞬間もある。その上で「管理職で幸せ」だと語る3名。いま管理職の方も、これから管理職を目指す方も、幸せな働き方の参考にしてみてはいかがでしょうか?


(構成/菱山恵巳子)

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