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仕事に効く話

成功する人・そうでない人の決定的な違いと “成功者マインドセット”の整え方

結果を出して成功する人、頑張っているのになかなか結果が出ない人、その違いを生む要因はなんだと思いますか?

一般的には、「能力」が高い人が成功しやすいと考えられがちですが、実は、一人一人の人間が持つ能力にはそれほど差がないと言われています。

 

そんな中で、大きなポイントとなるのが「マインドセット」です。私たちの能力の上限はマインドセットを含めた「自己認識」に大きく左右されます。しかし、多くの人が、思い込みによる低い自己認識で、自らの能力の上限を低く設定し、本来持つ能力を十分に発揮できない状態に陥っています。

逆に言うと、ポジティブな自己認識によるマインドセット、すなわち「成功者マインドセット」を整えることで、自分の能力を引き出し、成功に近づくことができるのです。

 

今回は、誰もが今日から変われる「成功者マインドセット」の整え方をお伝えしていきます。

成功する、しないを分ける2つの重要な立ち位置

成功者マインドセットを整えるうえで、最初に知っていただきたいのが「立ち位置」についてです。私たちは大きく分けて「影響を受ける側」「原因を作る側」、どちらかの立ち位置に立っています。

「影響を受ける側」にいる人は、周囲の環境・状況、他人からの評価や意見などの“影響”を常に受けています。
そのため、周囲からのネガティブな情報を過度に意識し、何かに挑戦する際にも、ついつい『出来ない理由』を探し、すぐに諦めてしまう傾向があります。また、他責思考に陥りやすいのも特徴です。

一方の「原因を作る側」にいる人は、自分が置かれた環境下で何ができるかを考え、それを実現するための原因を作り出していくことができます。
原因を作る側にいると、常に自責で「どうすればいいか」を考える解決思考を持ちやすいといわれています。


私たちが何かに行き詰まりを感じる時は、前者の「影響を受ける側」にいることがほとんどです。

影響を受ける側にいると、周囲からのネガティブな情報の影響で、「出来ない理由」を自分に投げかけ続けることになるため、自己認識が下がっていきます。その結果、本来持っている能力を十分に発揮できず、良い結果が出ないことで、さらに自己認識が下がるという負のスパイラルに陥ることになります。

目指すのは、「原因を作る側」

脳には、「空白を埋めたい」と考える特性があるといわれています。そのため、脳に空白を与えると、脳はその空白にストレスを感じ、無意識にその空白を埋めようとします。これは心理学テクニックとしても応用されており、広告のキャッチコピーなど、ビジネスでも多く使われています。

この点、「影響を受ける側にいる人」は脳に与えられた空白を“出来ない理由”で埋めようとしてしまいます。
しかし、せっかくなら、空白を“出来ない理由”ではなく、“解決策につながるアイデア”で埋めたいですよね?

実は、これには今すぐ出来る簡単な方法があります。
それは、「なぜ出来ないのか?」という問いかけを「どうすれば出来るのか?」「どんなことが出来るのか?」という問いかけに変えることです。

たったそれだけで、脳はあなたが自分でも気が付いていなかった本来の能力を発揮し、“解決策につながるアイデア”で空白を埋めようと働き始めます。

つまり、問いかけの言葉を変えることで、「影響を受ける側」にいる人から「原因を作る側」にいる人へと立ち位置を変え、解決思考を発揮できるようになるということです。

常に「原因を作る側」に立てるよう、今日この瞬間から、自分に対しても周囲の人に対しても、問いかけの言葉を変えていきましょう!
また、常に「自分は今どちら側にいるのか」を確認する習慣をつけるのもおすすめです。

目標と目的の一貫性を守り抜くことが鍵

成功者マインドセットを整えるうえで、もう一つ重要なのが、「目標と目的の一貫性」です。

実は、目標を適正に設定するだけで、目標達成率が何倍にも増加するといわれています。

そして、目標設定の際に特に重要なのは「目標」が、大きな「目的」のための通過地点だと認識することです。
“良い目標設定”は、大きな目的のための短距離走を何度も行うようなイメージで組み立てられたものになります。

逆に、“良くない目標設定”は、目標と目的の一貫性が失われている状態です。

目標と目的の一貫性が失われる要因としては、「失敗への恐れ」「他者からの目」というネガティブな感情や、それらに起因する葛藤・迷いなどが挙げられます。

例えば、他者からの評価を気にしたり、失敗を恐れている人が、チームプロジェクトを率いた場合、失敗への恐怖が強すぎるあまり、いつの間にか、「チームプロジェクトの成功」という目的を見失い、「失敗の回避」や「他人からの賞賛」を目的としてしまうことがあります。

このように目的が見失われた場合、チームの成功よりも、失敗の回避や承認欲求を満たすことを優先した行動をとるようになってしまいます。
それは、結果として、本来の目的に対する“成果”が出にくい行動をとっていることになります。

行動力だけではダメなのです

ここまで、ネガティブな感情や葛藤・迷いなどの「心の状態」の悪化が、目標と目的の一貫性を失わせ、成果が出にくい「行動」へとつながって行くというお話をしてきました。

何かが上手く行かないとき、多くの人は、原因を「行動」に求めがちですが、「行動」だけを変えても改善しないことがほとんどです。

なぜなら、「心の状態」が「思考」を生み出し、その「思考」が「行動」につながっているからです。

また、「心の状態」の悪化が続いた場合、ネガティブな「思考」の癖を生み、その癖が、成果に繋がらない「行動」を繰り返させ、「行動」すればするほど成果から遠のく嫌な流れを常態化させてしまいます。

だから、とにかく、最初に取り組むべきは「心の状態」の安定です。

そして、「心の状態」の安定のためには、前のセクションでお話した“立ち位置”を確認することが有効です。ご自身が「原因を作る側」に立てているか、定期的に確認してみてください。


こうして、「心の状態」を安定させ、目標と目的、それらを達成するための行動の全てに一貫性を保ち続けることができれば、目的に対する成果を生み続けることができます。

自己認識を変える

最後に、成功者マインドセットのベースとなる「自己認識」について改めてお話します。

冒頭でも触れたように、脳が受け取る「自己認識」は私たちの能力の上限を大きく左右するといわれています。
例えば、日本には「言霊」と言う言葉がありますが、実際に脳は発せられた言葉のイメージを反射的に自分の中に映し出し、それが心や身体の状態に影響を及ぼすとされています。

ネガティブな言葉がネガティブな循環を、ポジティブな言葉がポジティブな循環を生み出すとされるのは、そのためです。

だからこそ、“原因を作る側”に立ち、ポジティブな声かけ・問いかけを習慣化し、自己認識をポジティブなものに変えていくことが重要になります。

自分の在り方であるマインドセットから全てが変わる

今回の記事では、成功者マインドセットの整え方をご紹介しました。多くの人は行動に責任を持つよう心がけていると思いますが、心に責任を持っている人はどのくらいいるでしょうか?

心の状態・マインドセットにも責任を持ち、日々の目標・目的に取り組むことで、自分のパフォーマンスはもちろん、人への関わり方も変わっていきます。
その結果、自分を取り巻く人や状況・環境さえも変わり、それが大きな成果へと繋がっていきます。

ぜひ、成功者マインドセットを整え、皆さんの理想や夢を実現してください。

(次回は、人の心を動かし大きな成果を出す「影響力コミュニケーション」についてお伝えします。)

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栗田 梓 さん

Pranaztrini Coaching Academy 代表

『他人軸で生きる自分を変えたい』という思いから海外留学を決意し、6歳の娘と渡米。本場アメリカでのカウンセリングを通じて自己理解を深める。当時の英語レベルはお買い物英語程度で、授業についていくのは困難だったが、できない自分を受け入れ、意欲的に学習に取り組み、大学での成績はオールAを実現。帰国後、心理療法やNLPを学び、2019年にメンタルコーチとして起業。メンタルコーチ養成可能な4つの国際トレーナー資格を生かし、セッションで最も効果的だったものから「実現力最速化メソッド」を考案。女性の自己実現に貢献している。受講生の9割が女性で、受講満足度は98%。セッション人数は500人以上。

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Pranaztrini Coaching Academy HP
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