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仕事にまつわる体験談

[体験談]自分に合う “働き方” や “人” を考え、楽しく働ける状況を自ら作る

キャリア職で活躍する女性たち。キラキラと働く裏で、これまで体験してきた仕事上の壁は数知れず。どんな壁に遭遇し、どうやって解決したのか。リアルな体験談から、働く女性の悩み解決のヒントを探ります。今回は、「仕事のストレスはない」と爽やかに語る、課長職のOさん(38歳)に、お話をお聞きしました。

自分が「働きやすいか」にフォーカスすることで、スキルも伸びる

大手企業に勤めるOさんは、新卒でIT関連会社に入社。3年後に現在務める企業の営業職へ転職しました。その後、一旦同業他社へ転職し経験を積んだ後、再び今の会社へ戻り、現在に至ります。

「営業職といっても会社によってその手法はさまざまです。ある程度自分のスキルが磨かれてきた段階で、もう少し幅広い知見もほしいと思い、同業他社への転職を経験しました。これまでとは異なる評価軸に身を置くことで、自分の真の市場価値が掴めた感覚もありました。その後、『私にあった営業ができるのはどちらか』という軸で、自分の『得意』を伸ばせる現在の会社に戻りました」

自分ができることは何か、またしたいことは何かを軸に働く場所を考え、行動を起こすOさん。自ら納得した選択をし続けているからこそ、仕事はノンストレスだそう。

「かつては終身雇用が当たり前でしたが、世の中も変化しています。今の仕事が向いていない、得意じゃないと感じたら軽やかに動ける時代です。深く悩みがちな方は、もっと自分軸にフォーカスして働いても良いと思います。新しいチャレンジには積極的に手を挙げたり、時には転職にも挑戦してみることで、自分のスキルもどんどん上がり、結果的に仕事のパフォーマンスも上がって行くと思います」

部下が「楽しく働ける状況」を作れば、結果はあとからついてくる

そんなOさんですが、管理職になった頃、部下の指導については悩みもあったそう。

「課長として部下を指導し始めた頃、上司である部長と直属の部下の板挟みになり苦労しました。部長は『電話アポ1日100件!』のような数字目標を重視する方。当然、私にも『部下には数字をこなすよう指導してほしい』と伝えられていました。最初のうちは私も従っていたのですが、達成できない日々が続き、ついには辞めてしまう部下まで出てしまったのです」

部下の力を発揮させてあげられなかったことに、管理職としての責任も重く感じたそう。そこで、上司に言われた指導法だけを重視するのではなく、Oさんなりの指導法も取り入れることを決意します。

「上司には『彼は数字での目標達成がまだ苦手なので、まずは具体的に営業の方法から指導してもよろしいでしょうか』とお願いをしました。その上で部下にはできそうにない目標を叩きつけるのではなく、一旦数字のことは忘れてもらう。そして自分のアポに同行してもらい、逆に部下のアポに私も同行する。口先だけではなく、実際の手法を見て真似てもらえるようにして、そして私も丁寧にフィードバックをする。すると改善点が部下自身も自然とわかるようになり、みるみる営業職としてスキルがあがり、焦らずともあとから数字が追いついてきたのです」

この手法は、Oさん自身が営業職になりたての頃にスランプを脱した方法。当時の上司の指導法でした。

「私自身も数字目標だけを言われる指導が合わず、伸び悩んでいる時代がありました。そしてアポ同行をさせてくれる上司の下で働きたいと、自分から『○○さんの下で働きたいです!』と志願。晴れて異動がかない、その後は成績が一気に上がった経験があります。

仕事の進め方は人それぞれなので、どちらの指導法が正解か、というわけではありません。でも、自分はどういう働き方が合うのか、どういう人と働きやすいのかを常に考えることは大切。私はそこを真剣に模索し、行動していたからこそ、現在は部下に対しても『その人なりの働きやすさ』を見つけ、提供できるようになったのかもしれません」

Oさんは「仕事は楽しく、が私のポリシー。だから正直、仕事が嫌になったこともないんです」と笑顔で語ります。ここでいう「楽しく」は、当然「ラクをしたい」という意味ではありません。楽しく働ける状況を自ら作ることで、自分の価値を存分に発揮できるようにするということ。すると一緒に働く仲間や部下にもその輪が広がるのは明らか。チームメンバーが適材適所の力を発揮できるようにするためにも、まずは自分から仕事を楽しむ姿勢が大切かもしれません。
(取材・執筆:菱山恵巳子)

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