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花粉症の季節に備える オフィス、外出先でも崩れにくい メイクテクニック!

寒さが厳しい季節を超えたら、やってくるのは心地よい春の陽気…

そしてそれと一緒に辛い花粉症…

肌が敏感になりやすく、湿疹やかゆみ、鼻水、涙など、メイクの妨げになる症状に悩まされる方も多いのではないでしょうか。

いつもと同じメイクなのに何故かうまくのらない、せっかくのアイメイクが滲んでしまう等、うまくいかない日はやはり気分が上がらないものですし、ストレスを感じながら生活することは避けたいですよね。

今回は、毎日のメイク時間を気持ちよく過ごしながら、オフィスでも可愛くきれいを保てるように、花粉症によるメイクのお悩みを少しでも軽減できるようなポイントをご紹介します。

花粉症女子のためのベースメイク編

花粉が多い時期は肌トラブルを抱えがちですが、ノーメイクでの外出は避けましょう。
かゆみやどうせ崩れてしまうし・・・とメイクが億劫になり、何も塗らない状態のノーメイクで外出しては、花粉が肌に直接付着し、トラブルを悪化させてしまう可能性も!

花粉を付着させないようにクリームで肌を保護する

化粧水で保湿し、クリームで肌表面にフタをして保護しましょう。
クリームの分量が多すぎるとメイク崩れの原因になります。小豆一つ分程度を目安に塗りすぎないように注意しましょう。

乾燥している肌にパウダーファンデーションをのせると、さらに乾燥して見えます。
肌にしっかりと密着するリキッドタイプやクリームタイプを選びましょう。

通常ならば、下地・ファンデーション・コンシーラー・フェイスパウダーなどのいくつかのプロダクトを重ねていくことが多いですが、できるだけ肌に塗るものを少なくして、負担を軽減し、崩れ防止のために、一つで多機能のプロダクトに頼るのもおすすめです。

下地やBBクリームをファンデーション代わりに

下地は、本来ファンデーションの前に塗るものですね。
肌の色を補正したり、ツヤを仕込んだり、皮脂抑制など、ファンデーションのノリを良くするために肌補正の役割で塗るもの。
最近はたくさんの種類の下地があり迷ってしまいますが、花粉症対策におすすめなのが、日焼け止め効果があり、くすみを飛ばして肌を明るく見せてくれる補正効果があるもの。

また、色つきの下地を塗れば、ファンデーションをのせなくても下地だけでトーンアップされ、肌がナチュラルに整います。
あとは気になるクマやシミ、ニキビなどをコンシーラーでカバーして、フェイスパウダーをささっと塗って仕上げましょう。

BBクリームもおすすめです。BBクリームとは、「Blemish Balm(ブレミッシュ バーム)」の略のこと。
気になる部分(Blemish)に塗るクリーム(Balm)の意味で、日焼け止め・化粧下地・美容液などが入っている機能性ファンデーションのことです。
最近はUV機能が配合されているものもあったりと種類が豊富です。若い世代が使用しているイメージを持たれがちですが、ナチュラルな仕上がりで、高い肌補正効果がありますので、オフィスで働く忙しい大人女子の時短メイクに最適なコスメです!

フィニッシュパウダーは必要?

下地+コンシーラー、BBクリームでのベースメイクをおすすめしましたが、リキッド特有のべたつきがあるのが苦手な方、皮脂が出てテカリが気になる方もいらっしゃるでしょう。その場合は、フェイスパウダーを仕上げに使用してみてください!
パフに粉をつけて顔にのせる方法が一般的ですが、この場合は、ブラシでふんわりのせたほうがキレイです。
粉っぽさや厚ぼったい感じがなく、多少のツヤ感を残しつつ、さらっと仕上げましょう。
また、粉をつけることによってマスクにメイクが付着することを軽減してくれます。

花粉症女子のためのアイメイク編

花粉症シーズンでベースメイクに続くお悩みで多いのは、アイメイクの崩れ。
かゆみや涙目、目周りの浮腫みや乾燥で、敏感になっている目元に、いつもと同じメイクをしてもうまくいかない、なんていうことはありませんか?

アイシャドウはクリーム・リキッドなどがおすすめ

ベースメイクと同様に乾燥している目元にパウダーのアイシャドウを塗ってしまうとさらに乾燥が目立ちます。粉が飛んで目に入ってしまうと刺激になることもあります。
そこで、花粉症対策には柔らかく伸びの良いリキッドやクリームタイプのアイシャドウがおすすめです。密着力が良いため、ラメやパールが入っているタイプであっても飛び散る心配がなく使用できます。
おすすめは、SHIROの「カレンデュラ アイシャドウ リキッド」と、LAURA MERIERの「キャビアスティック アイカラー」、密着力もあり崩れにくいです。カラーバリエーションも豊富なのできっと似合う色に出会えるでしょう。

自分にあったマスカラとつけ方をマスターしよう

涙目に強いのはやはりウォータープルーフのタイプです。
ただし、メイクオフでクレンジングオイルを使用する際には、擦ったりしないようにしましょう。ポイントメイクリムーバーやマスカラリムーバーなどを使用して刺激がないように気をつけてください。CANMAKEの「クイックラッシュカーラー」はプチプラなのにキープ力・速乾力・耐水性抜群です。

お湯落ちのフィルムタイプは、メイクを落とす際に擦る必要がないため、刺激は少なくなります。
しかし、涙目になると目の周りに落ちてしまう可能性があるので、症状に合わせて選択してみると良いでしょう。マスカラのつけ方は、根本からつけると目がぱっちり大きく見えますが、目がかゆいなどの症状がある方は、まつげの中間から毛先にかけてマスカラをつけるというのも一つのテクニックです。

順番はマスカラ⇒ホットビューラーの順です。まつげにマスカラの液がついているほうがしっかりとカールをキープしてくれます。
ホットビューラーは、マスカラのダマを取ったり、毛束をセパレートしてまつげがとてもキレイに仕上がります。

また、まつ毛の上げ具合や角度を変えるだけで目の大きさや印象をグンと変えることができます。この際にホットビューラーを取り入れて、まつげにこだわったメイクにも挑戦してみてくださいね。

アイラインを引くと輪郭がしっかりし、目が大きく見えますよね。とはいえ花粉症シーズンは、アイラインが滲んだり、際に描くことは難しいところ。
目を擦ったり涙が出ても大丈夫なように目尻に引くだけでも目の横幅が広がり大きく見えます。また、まつげの際の部分は油分がでて滲みやすい部分でもあるので、フェイスパウダーで抑えたり油分をしっかりとってから描くこともポイントです。

目元が滲んだらBBクリームでオフしましょう

メイク中に滲んで目の下にアイラインやマスカラがついてしまった!なんてこともしばしば。その場合のリタッチの方法をお伝えします。
アイラインやマスカラがついてしまった部分にBBクリームややわらかめのコンシーラーを薄くのばします。
そして、マスカラやアイラインなどの付着物とBBクリームやコンシーラーを綿棒を回しながら一気に取ります。
もし赤みやくすみが出てきてしまった場合は、再度BBクリームを薄くのばして、フェイスパウダーで油分を抑えましょう。(クレンジングオイルやウォーターを使ってしまうと、肌が乾燥してしまいますし、スキンケアやベースメイクをごっそり落としてしまうためお直しが大変になります。)

花粉症女子の外出先でのお直し編

マスクによるメイク崩れや花粉症でのかゆみなどで、メイク直しの回数も必然的に増えてしまいますが、メイク直しは、ただ上から重ねて塗れば良いというものではありません。
厚塗りになって更に崩れてしまうこともあるので、ひと手間を惜しまず、お直しテクニックを知っておくと便利です。

保湿スプレー(ミスト化粧水)で乾燥対策!

ムズムズして鼻をかむ回数が多くなるとティッシュで必要以上の皮脂を吸収してしまい、皮がむけてカサカサになってしまうことがあります。そのままメイク直しをしてしまうと余計に皮むけが目立ちます。
その時に役立つのがミスト化粧水です。
通常の液体の化粧水は一旦コットンに出したりする手間がありますが、保湿スプレーなら
いつでもどこでも簡単に肌の保湿やお直しができますし、顔から20㎝程離して3プッシュ程スプレーするだけ。
乾燥が目立ったら、追いスプレーをして更に保湿する。手のひらで優しく押さえてあげると肌の状態も確認しながら、肌に水分が馴染みます。
鼻などの範囲が狭い箇所には、一度手に出して指で塗ってあげましょう。

保湿のあとは下地、BBクリームでお直し開始!

水分補給ができたら、少量のコンシーラーやBBクリームを気になる部分に塗りましょう。全体に伸ばしてしまうと厚塗り感がでてしまうので、目の下のクマ、鼻周り、口角など気になる箇所を中心に直していくことがポイントです。
会食や打ち合わせ前にさっとお直しして自信をもって臨みたいですね。

目尻のしわや乾燥にはスティックタイプの美容液も優秀!

スプレータイプの化粧水と違って、スティック状の固形の美容液は、気になる目元のしわや乾燥にピンポイントで保湿&ツヤを与えてくれます。ポケットに入るサイズなので持ち運びにも便利です。

リップとチークを兼用して時間短縮&メイクの統一感を出す

メイク直しのためのコスメの量は少なく、時間は短くしたいものです。
忙しい一日の中で、サッと手早くお直しして、且つクオリティもキレイに保ちたいですよね。
そこでおすすめなのが、リップとチークを一気に済ませてしまおう作戦です!
カラーの統一感も出て、パウダーチークよりも馴染みがよく失敗も少ないです。
グロスやティントはチークには不向きなので、口紅やリップチーク兼用のコスメの使用をおすすめします。

まとめ

春は新しいスタートを切る季節!暖かい日差しを浴びながら笑顔で家を出て気持ちよく1日を過ごしたいですね。
乾燥や花粉などの影響でお肌が荒れやすくなりますが、きちんとケアする事で、トラブルを最小限に抑えましょう。

メイクの完成度は気持ちを左右する大事なものです。
よし!いい感じ!と、気分が高まるようなメイクで素敵な一歩を踏み出してください。
※目のかゆみが重症な場合、肌荒れが悪化してる場合は、自己判断をせずに医師に相談してください。

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ヘアメイクアップアーティスト・安藤由紀 さん

現在はTV、スチール、映像でのヘアメイクや、講師などを中心に東京で活動中。美容学校を卒業後13年間携わったブライダルの仕事にて花嫁様のお悩みやご希望に寄り添い、王道の花嫁メイクからトレンドを意識したメイクなど様々なご提案の経験を活かし、一般のお客様にも日常メイクからワンランク上のメイクなど、それぞれのお悩みを解消できるようなメイクレッスンの活動を広げていきたいと考えております。

<読者へのメッセージ>
この時期は花粉症や乾燥などのお悩みが一番かと思いますが、近年そのお悩みを解消してくれるような優秀なコスメがあふれていますのでうまく活用できるといいですね!

メイクは、するだけで気持ちも気分も明るくしてくれる魔法の技だと思います。私は中学生の時にコンプレックスを隠すためにメイクに出会いました。メイクをしてるときだけ気持ちがワクワクした時のことを今でも覚えてます。一つの手法でお顔が格段に変わりますし、周りからの見方もかわります。ぜひ悩まずプロに相談してみてくださいね!


『プロフェリエ』の安藤由紀さんのページはこちら



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