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心が奮い立つ「名言集」

あのマンガから学ぶ! お仕事名言集

お仕事で出会って心に響いた様々な「言葉」を、紹介する当企画。今回はマンガのセリフから、働く上で励みになる名言をご紹介します!

仕事のモチベーションが上がる言葉

まずは、仕事の素晴らしさを改めて感じ、やる気が上がる名言から!

「あたしは、仕事したなーって思いながら死にたい」
~『働きマン』(講談社・安野モヨコ)より~

女性誌編集部で働く主人公は、プライベートを犠牲にしながらも仕事に没頭する日々。そんな彼女は周囲から「働きマン」と呼ばれています。 本作は、主人公と関わる人たちが日々葛藤しながら仕事や人生と真剣に向き合うお仕事漫画です。

このセリフは、後輩の新人編集者が「仕事しかない人生だったとそんなふうに思って死ぬのはごめん」と語った後に、主人公がきっぱりと放つ言葉。なぜ自分は働くのか、働いてどうなりたいかを改めて考えさせられる一言です。真剣に仕事と向き合うカッコ良さを痛感し、頑張る自分を肯定できる言葉でもあります。
「私達の仕事は、すぐやりがいが感じられるものじゃないけど……起こるかもしれなかった悲劇を一つでも防げるなら、私は幸せ」
~『ハコヅメ~交番女子の逆襲~』(講談社・泰三子)より~

新人女性警察官の主人公と、その指導員として配属されてきた元刑事課部長。この女性コンビが理不尽な出来事に巻き込まれながらも等身大で頑張る姿が描かれる警察マンガ『ハコヅメ』。作者が元警察官という経歴もあって、本音や愚痴もコミカルに描き、お仕事漫画としても共感性が高い作品です。

こちらは、警察官という仕事にやりがいを見出せなくなっていた主人公に、指導員がかけた言葉。誰だってわかりやすい「やりがい」がないと、どうしても仕事のやる気も下がってしまいがち。しかし、一度広い視野で自分の仕事を俯瞰してみると、どんな仕事でも素晴らしさが発見できるはず。すぐに見返りを求めるのではなく、冷静になってみることで、改めて仕事に対して愛情が沸くのではないでしょうか。

落ち込んだ時に、前を向ける言葉

続いて、仕事でへこんだ時に励ましてくれるセリフも。

「It’s a piece of cake」(楽勝だよ)
~『宇宙兄弟』(講談社・小山宙哉)より~

ごく普通の家庭で育った兄弟が、子供の頃の体験をきっかけに「宇宙飛行士になる」という夢を抱き、その夢の実現に向け努力し、実現していく『宇宙兄弟』。

優秀なのにネガティブ思考に陥りがちな兄が、幼い頃、“いつか外国の友だちができたら使いそうだから”という理由で「いざという時、役にもたたないダメ人間です……って英語で何て言うの?」と、近所の親しい天文学者に聞きます。

兄弟を我が子のように可愛がっていた天文学者は、この時、あえて違う言葉「It’s a piece of cake」を教えたのです。これは、直訳すると「一切れのケーキ」ですが、「楽勝だよ」という意味で使われます。

落ち込んだ時、暗い言葉ばかりを使っていると、どんどんマイナス思考に陥ってしまいます。どんな困難に直面しても、まずは「It’s a piece of cake」(楽勝だよ)と唱えることができれば、気持ちや行動までもが前向きに変化するとは思いませんか?
「努力が評価されるのは義務教育まで」
~『サプリ』(祥伝社・おかざき真里)より~

広告代理店でCMプランナーとして働く女性の仕事と恋愛と友情をリアルに描いた作品、『サプリ』。主人公は土日出勤や休日出勤もするような超仕事人間。仕事でも恋愛でも失敗や成功を繰り返しながら、次第に成長をしていく物語です。

ある日、主人公は徹夜で企画を考えますが、プレゼンの場で担当者に却下されてしまいます。こちらは洗面所で気合いを入れ直すために顔を洗い、自分自身への喝として出た一言です。自分の失敗に対して、弱音を吐かずに前を向くことができる強い主人公。これは仕事への強い熱意があるからこそ。厳しい一言ではありますが、失敗をした時に他人を責めたり愚痴を言ったりするのはNG。結局大切なのは「結果」であると、改めて気付かされます。自分自身を鼓舞する際は、時には厳しい言葉も必要かもしれません。

仕事で新しい挑戦がしたくなる言葉

最後は、新たな仕事に挑戦したくなる、人生のエールとなる言葉。

「誰でも船は出せる」
~『海が走るエンドロール』(秋田書店・たらちねジョン)より~

夫を亡くした65歳の主人公が、映画制作に没頭する若者に出会い刺激され、自らも映画監督の道を志す本作。

この一言は、趣味から一歩踏み出し、「作る側」に回った主人公が、なぜ新しい挑戦ができたかを回想して発言したセリフ。年齢や環境はそれぞれ異なるけれど、誰にでもチャンスはあることに気付かされます。例えば、仕事でも日々のルーティン業務や環境にモヤモヤする時、この言葉を思い出せば「全ては自分次第」と、改めて襟を正すことができるかもしれません。
「努力は運の幅を広げてくれる」
~『ブルーピリオド』(講談社・山口つばさ)より~

美術の面白さに目覚めた高校2年生の主人公が、東京藝大受験に挑む漫画『ブルーピリオド』。答えがない「才能」の世界で闘う主人公が、周囲と比べ自信を失くした時に予備校講師から言われる一言です。

この言葉は、仕事においても当てはまるのではないでしょうか。私たちは「努力が必ず報われる」わけではないことを知っています。でも、努力することで成功確率を上げていると考えると、先が読めない新しい仕事でも頑張れる気がします。

構成:菱山恵巳子

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