著名人が語った、今の「仕事論」を形成している名言

憧れのビジネスマンが語った、仕事のセオリー

まずは大きな成功を収めた有名ビジネスマンが伝えた名言から。

「成功するところまで続ければ、それは成功になる」

～松下幸之助／パナソニックグループ創業者～

いま進んでいる道が正しかったのか分からなくなった時、自分自身に言い聞かせている言葉です。自分の選択には後悔したくないので、成功をつかみ取るまで諦めないのが私の仕事のポリシーです。（営業・30代）

「キャリア戦略とは、その人の目的達成のために、その人が持っている”特徴”を認識して、その特徴が強みに変わる文脈を探して泳いでいく、その勝ち筋を考えるということだ」

～森岡毅／株式会社刀代表取締役CEO～

著書『苦しかったときの話をしようか』（ダイヤモンド社）内の言葉です。転職に悩んだ時に出会い、感銘を受けました。「会社が有名だから」「条件が良いから」といった理由だけで会社を選ぶのではなく、自分が人生で叶えたい目標達成から逆算してキャリアを考えられるようになりました。（人事・30代）

「Happiness is choice」

～島田由香／ユニリーバ・ジャパン株式会社取締役～

“幸せ”は自分で決めるという意味です。キャリアにおいても悔いのない選択をしていきたいですし、“WILL”を見つけて自分の時間とエネルギーを使っていきたいと思うようになりました。（営業・30代）

アスリートが語った、ビジネスにおいても参考になる言葉

ストイックに生きるアスリートの人生訓は、ビジネスに応用できるものも！

「遠回りすることが一番近道」

～イチロー／野球選手～

仕事は要領よくこなすことが大切だと思っていたので、遠回りすることにはネガティブな印象を持っていました。しかし、この言葉に出会って考え方が変わりました。例えばビジネスでもお客様との関係構築など、一見遠回りに見えることがあとあと大きく花開くことがあります。（営業・30代）

「周囲も辛い環境の時こそ、差をつけることができるチャンスである」

～大迫傑／マラソン選手～

コロナで仕事に大ダメージを受けた時に、大迫選手の著書で出会った考え方です。辛いのはみんな一緒。そういう時にこそ文句を言わずに頑張れば人よりも成長できるはずと気が付きました。（コンサル・30代）

「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」
野村克也／プロ野球監督

スポーツで負けた時は、練習不足などの必ず自分が反省すべき点があるという意味です。仕事も同じで、上手く行かなかった時は「運が悪かった」と流すのではなく、自分の何がいけなかったのかを見つめて、改善するよう心がけています。（営業・20代）

「努力は運を支配する」

～宿澤広朗／ラグビー監督～

運を完全にコントロールすることはできないが、努力によって運を掴み取ることはできるという意味。例えば私の仕事である企業様と人材のマッチングは、最終的には運の部分もあります。しかし、その前にできる努力を惜しまなければ成功確率を上げることができます。（人材紹介・30代）

ドラマ・ミュージカルの登場人物のセリフにも、お仕事名言が！

さらに、何気なく見ていたドラマやミュージカルのフィクションの世界から感銘を受けることも。

「僕には、言い訳など何もない。どんな運命が待ってようが後悔せん」

～ドラマ『龍馬伝』（NHK）吉田松陰～

黒船への密航を止められそうになった際に発せられたセリフです。私も同じセリフが言えるくらい、自分に正直に熱量を持って仕事をしたいと思わされました。（マーケティング・40代）

「向いていないけど続けるっていうのも才能よ」

～ドラマ『あまちゃん』（NHK）鈴鹿ひろ美～

主人公が「自分は女優として向いているか」と、先輩に尋ねたときに「向いていない」ときっぱり言われてしまいます。しかし、その後に上記のセリフが続きます。仕事で大変な時やいっぱいいっぱいな時、常にこの言葉を意識するようにしています。（営業・20代）

「No Day But Today」

～ミュージカル『RENT』劇中歌～

意訳すると「未来でも過去でもなく、今を一生懸命生きる」という意味。1日1日を大切に、ただなんとなく流れで仕事をすることはしないよう意識しています。（マーケティング・40代）

やはり何かを極めた人の言葉は、ビジネスに転用できるものばかり。いまあなたに必要な言葉は見つかりましたか？

構成：菱山恵巳子