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心が奮い立つ「名言集」

初めてリーダーになった時に心得ておきたい名言集

心に響いた様々な言葉を紹介する当企画。今回は、リーダーになった時に、まず心に刻んでおきたい言葉。歴史的に有名な実業家が語ったリーダーシップ論を紹介します。

プレイヤーとマネージャーの違いを心得よう

リーダーになる前は、成功とはすべて自分自身の成長を指している。だがリーダーになれば、成功とは他の人の成長を意味する。
≪ジャック・ウェルチ≫
1935年 - 2020年。アメリカ合衆国の実業家。1981年から2001年までゼネラル・エレクトリック社のCEOを務め、そこでの経営手腕から「伝説の経営者」と呼ばれた。

当時、家電製品と電球のメーカーとして知られていたゼネラル・エレクトリックを、ファイナンスやメディア事業まで手掛ける多国籍企業へと変貌させた、ジャック・ウェルチ。20世紀を代表する偉大な経営者として、その手腕は伝説的です。そんなウェルチが残したリーダーシップ論の中で、リーダーに昇格したタイミングこそ知っておきたい名言がこちら。

プレイヤーならば、自分自身の成長が「成功」であり、そのことだけを考えて仕事に邁進すればよかったはず。しかし、リーダーの「成功」とは他人、つまりは部下や会社の成長を指すといいます。自分の成長や利益だけを考えるのではなく、部下の育成、会社への貢献が働く上で重要な指標となってきます。プレイヤーとの大きな違いとして、まず、リーダーになった初日に心得ておくべきマインドと視点ではないでしょうか。

これからは、メンバーの責任も自分の責任

『それは私の責任です』ということが言い切れてこそ、責任者たりうる
≪松下幸之助≫
1894年 - 1989年。日本の実業家。パナソニックホールディングスを一代で築き上げた経営者である。異名は「経営の神様」。PHP研究所の設立や松下政経塾も立ち上げ、政治家の育成にも注力した。

パナソニック(旧松下電器)をたった2畳あまりの工場から、世界に誇る大企業に成長させ、初めて「週休2日制」を提唱するなど、現代の日本の働き方の基盤を作ったと言っても過言でもない松下幸之助。彼もたくさんのリーダーシップ論を残していますが、特にリーダーになりたての時に知っておきたいのはこちら。

これまで、仕事のミスや失敗を上司に助けてもらった経験がある方も多いのではないでしょうか? むしろ、上司が責任を取ってくれるからこそ、失敗を恐れず、新しく大きな仕事にも積極的にチャレンジできるもの。リーダーになったからには、今度は責任を取る側になったということを改めて認識しなければなりません。

部下に対して「何かあったら責任はとるから」と言える頼れる上司でいたいもの。部下が思いっきり能力を発揮できるかどうかは、上司である自分次第ということを忘れないようにしましょう。

人の痛みがわかる人だけが、リーダーになれる!

人を動かすことのできる人は、他人の気持ちになれる人である。そのかわり、他人の気持ちになれる人というのは、自分が悩む。自分が悩んだことのない人は、まず人を動かすことはできない
≪本田宗一郎≫
1906年 - 1991年。日本の実業家。ホンダ技研創業者。戦後を代表する経営者・技術者の一人。

初めてリーダーになり、自分が部下を動かせるのか不安になることもあるかと思います。そんな時に支えになるのが、この言葉。リーダーの経験はまだなくとも、働いて悔しい思いや悩んだ経験は頑張ってきた人なら誰にでもあるはず。その悩んできた経験こそが、リーダーとしての糧になるのです。そう思うと、これまでの経験は無駄ではなかったとも思えますよね。

たしかに、部下の立場からすると、上司には機械的に命令されるのではなく、気持ちを理解し、寄り添ってほしいと思うもの。いかに部下の立場に立てるかが、良きリーダーとしての第一歩ではないでしょうか。

構成:菱山恵巳子

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