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心が奮い立つ「名言集」

サンリオエンターテインメント社長、小巻亜矢さんの名言

メディアにも多数出演し、“活躍している日本人ビジネスウーマン”の代名詞ともいわれる、サンリオエンターテインメント代表取締役社長小巻亜矢さん。

一時低迷していたサンリオピューロランドをV字回復させた功績で知られていますが、キャリアを通じて、仕事でもプライベートでも数々の大きな困難を乗り越えてきた方でもあります。

 

そんな小巻さんの語る言葉には、芯を捉えつつも、相手を温かく包み込むような優しさが溢れています。今回は、キャリアを歩むうえで大切な気づきを与えてくれる、小巻亜矢さんの名言をセレクトしてみました。

人生に指針を与えてくれる小巻亜矢さんの名言

『生きている醍醐味とは、人の夢を応援できること』

≪実業家・起業家 小巻亜矢≫
1959年生まれ、東京都港区出身。成城大学法学部を卒業後、新卒にて株式会社サンリオに入社。25歳で結婚退職するも、出産・離婚を経て、化粧品会社の販売員としてキャリアを再開する。その後、化粧品業界にいた縁で、サンリオ関連会社の化粧品事業の研究所長に就任。2015年には、サンリオエンターテイメントの取締役、さらに2016年からは、当時経営難に陥っていた屋内型テーマパーク、サンリオピューロランドの館長に就任する。その後、サンリオピューロランドをV字回復させた功績などが称えられ、日経ウーマンが発表する「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2020」で大賞を受賞。さらに、フォーブスが発表する「アジアで影響力のあるビジネスウーマン」25人のうちの1人に選出される。
現在は、サンリオエンターテイメント代表取締役社長、サンリオピューロランド館長、松竹株式会社取締役、富国生命保険取締役を務める。

そんな、小巻さんが、NHKのドキュメンタリー番組「プロフェッショナル仕事の流儀」で語ったのが、

『生きている醍醐味とは、人の夢を応援できること』という言葉。

小巻さんは34歳のときに、2歳の次男を事故で亡くすという壮絶な体験をされています。母としての自信を失った小巻さんは、以来、“自分が生きていてもいい理由”を模索し続けたといいます。その後も、乳がんによる左乳房の全摘出、子宮内膜症と子宮筋腫による子宮の全摘出など苦難の日々に襲われた小巻さん。それでも、もがきながら、育児に仕事にまい進しました。

人間は死ぬときには何も持っていけない、では人生とはなんだろう?苦難の日々の中、自問自答した小巻さんがたどり着いた答えが、「人の夢を応援すること」。

自分はいつかいなくなっても、夢を追いかける人に届けた勇気は、様々な繋がりを生み、また知らない誰かを勇気づけ、次の時代を生きる人に広がっていく

生きる目的・働く目的を明快にさせてくれる、清々しい名言です。

将来への不安を晴らしてくれる小巻亜矢さんの名言

『学びへの貪欲ささえあれば、未来を恐れることはない』
サンリオに復帰し精力的に働く中、52歳で東京大学大学院教育学研究科に入学した小巻さん。「自分とどのように向き合うか」を研究する“対話的自己論”をテーマに修士論文を書き、同大学の修士課程を修了しています。

そんな学びに貪欲な小巻さんがNEWSPICKSの対談インタビューで語っていたのが、

『学びへの貪欲ささえあれば、未来を恐れることはない』という言葉。

人生では想定外の出来事ばかり起こるからこそ、巡ってきた出来事から最大限学び取るしかないといいます。
降りかかって来た苦難の数々を乗り越えてきた小巻さん。“学び”に変えることなど到底できないと思えた辛い出来事も、少しずつ時間をかけながら、なんとか前を向く力に変えてきました。

学びを喜びと出来るなら、思うようにならない出来事も、学びの源泉として恐れずに向き合える。

仕事の成否への不安、キャリアへの不安に襲われたときに思い出したい力強い名言です。

リーダーの孤独について語った小巻亜矢さんの名言

『リーダーは孤独ではなく、一人舞台』
サンリオエンターテイメントの社長、サンリオピューロランドの館長として、多くの社員・スタッフを束ねるリーダー、小巻さん。

そんな小巻さんが、リーダーシップに関してインタビューで語ったのが、

『リーダーは孤独ではなく、一人舞台』という言葉。

よく、管理職をはじめ、「リーダーは孤独」だと言われます。自分の立場を理解してもらいにくく、相談できる相手も少なくなり、そんな中で重い決断を下さないといけない。そんな状況を辛いと感じる人も少なくないのではないでしょうか。

しかし、小巻さんは、それをネガティブに捉えず、「一人舞台のようで楽しい」と評します。

リーダーは、消極的な孤独であるaloneではなく、積極的な孤独であるSolitude。自分一人であることの自由を謳歌し、思うままに独演の舞台を作り上げる。そんな心持ちでリーダーという立場を楽しんでいるといいます。

管理職としての責任の重さに思い悩んでいる方に、ぜひ知って欲しい名言です。

年齢を重ねることに前向きになれる小巻亜矢さんの名言

『歳を取るとは、経験が重なって自由が増えること』
1959年生まれの小巻さん。40代のときには「早く50代になりたい」、50歳になったときには「早く60歳」になりたいと考えていたそうです。
そんな小巻さんが、Woomax公開セミナーに登壇した際に語ったのが、

『歳を取るとは、経験が重なって自由が増えること』という言葉。

30代の頃は、周囲に対し突っ張っていたところがあったと話す小巻さん。しかし、年齢を重ねるにつれて、できないことを素直に「それ、どうやるの?」と聞け、わからないことを「それ、よくわからない」と言える自由さを存分に楽しむようになったといいます。

経験が重なることで自分の中に引き出しが増え、さらに、人として角が取れることで、周囲に頼る気恥しさもなくなる。

言われてみると、たしかに、歳を取ることで、困難に直面したときに取れる選択肢がどんどん増えていく気がします。

小巻さんのこの言葉を聞くと、少し年齢を重ねることが楽しみになってくるのではないでしょうか。

自分らしさを思い出すヒントをくれる小巻亜矢さんの名言

『Kawaiiは「素の自分」を思い出すきっかけをくれる』
“21世紀に入って世界に最も広まった日本語”とも言われ、今や世界共通の日本語の1つとなった「Kawaii」。小巻さんは、そんな「Kawaii」の力を信じ、「Kawaii経営戦略 幸福学×心理学×脳科学で市場を創造する(日経BP)」という共著を出版しています。

そんな小巻さんがWoman typeのインタビューで語ったのが、

『Kawaiiは「素の自分」を思い出すきっかけをくれる』という言葉。

かわいいものに触れて癒されたり、優しい気持ちになったり、幼い頃の記憶を思い出したりといった経験は誰しもあると思います。その時に心に思い浮かんだものの中に、自分が本当に好きだったものだったり、嬉しかった出来事だったりが含まれていると小巻さんはいいます。

Kawaiiに触れることで、素の自分を思い出し、生きていく目的や働く意味、情熱を傾けるものが見つかる。

自分の在り方を見失いそうなとき、一度童心に帰って、“Kawaii”に触れてみてはいかがでしょうか。

構成:Be myself 編集部

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