疲れたココロと身体を癒す、
週末に試したいさくっとリセット術
1週間仕事を頑張ると週末はヘトヘト。上手く疲れがとれないまま、また月曜日に……なんてことはありませんか? そんな頑張るあなたに、溜まった疲れを今すぐ解消できる、週末に試したい簡単リセット術をご紹介します。
目次
スッキリすれば、集中力・発想力もUP!
「脳疲労」のリセット術
まずは、仕事でフル稼働していた「脳」のリセット方法から。
・デジタルデトックス
スマホやPCなどのデジタル機器の使用を意識的に控えることで脳を休ませる「デジタルデトックス」。平日は仕事の関係で難しくても、休日はなるべくデジタル機器から離れることで脳の疲労を取り除いてみては? いきなり丸1日デジタル機器に触らないのは難しいので、まずは「1時間」などの短時間から始めてみましょう。
・意識的にボーっとする
ひとりでボーッとする時間も、実は脳の疲労をリセットする上で大切。ボーっとしている間、脳ではインプットされた情報を整理する作業が行われています。情報が脳の中でまとめられることで新しいアウトプットが生まれたり、やる気が生まれたりと、平日の仕事のパフォーマンスUPにも繋がります!
・部屋を模様替えする
「部屋の乱れは心の乱れ」という言葉の通り、部屋が散らかっていると、それだけで集中力が落ちて脳の思考回路もぐちゃぐちゃに。どうも思考がまとまらないという時は思い切って模様替えをすると、スッキリしますよ。
・軽く散歩する
ストレスが溜まった脳の状態をリセットするために、「アクティブレスト」(積極的休養)という方法があります。アクティブレストとは、体と脳の疲労回復のための軽い運動のこと。運動で酸素を含んだ血液が各細胞へ供給されると、脳のストレスがリセットされるのです。負荷が重すぎるとかえって身体の疲労に繋がるので、散歩などの負荷が軽いものがオススメです。
気付かないうちに大きなストレスを抱えていることも!
「心」のリセット術
続いては、仕事をしているなら多かれ少なかれ感じる心のストレスについて。週末のうちに解消するための、「心」のリセット方法はこちら。
・嫌なことを書き出す
嫌だと思ったこと、モヤモヤしたことは放置しておくと、どんどん心の中に蓄積されてしまいます。まずは、心の中に溜まったそれらのストレスを外に出すために、感じたことを紙にひたすら書き出してみましょう。誰に読ませるわけでもないので、遠慮せずに書きなぐることで、まるで感情の断捨離をしたかのように爽快な気分になれますよ。
・コメディ番組や舞台を見て思いっきり笑う
心の疲労は、「交感神経」と「副交感神経」からなる「自律神経」の乱れが原因なことも。心にストレスが高まると、交感神経が優位になり、自律神経のバランスが崩れて心身に不調をもたらしてしまうからです。そこで、副交感神経を優位にする作用がある「笑顔」を意識的に生活に取り入れましょう。思いっきり笑うことで、乱れた自律神経を整える効果があります。
・泣ける映画、ドラマで思いっきり泣く
また、涙を流すことも副交感神経を優位にする作用が認められています。特に、「感動の涙」を流すと、普段は表に出さない自分の奥深くにある感情を解放することになり、より副交感神経を高める効果があります。感動できる作品にあえて触れて涙を流すと、感情をスッキリさせることができますよ。
意識的にリラックス習慣を取り入れよう、
「身体」のリセット術
最後は、デスクワークでガチガチになってしまった「身体」のリセット方法。
・サウナや温泉でリラックス
身体を温めることで血行が促進されるサウナや温泉は、身体の疲労回復にぴったり。また、サウナや温泉といった静かな空間では様々な情報を完全に遮断できるのも嬉しい点。思いっきりリラックスできる空間として、疲労回復を助けてくれます。
・自宅でアロマテラピー
アロマテラピーとは、植物から採取される精油(エッセンシャルオイル)を使った「芳香療法」です。市販のディフィーザーやスプレーを使用し、精油をお部屋に拡散させることで身体の疲労回復に効果的です。特にローズマリー、ジンジャー、ラベンダー、カモミールなどは体を温め、老廃物の排出を助けるので、疲労回復効果が期待できます。
・ヨガや軽いジョギングで汗をかく
「アクティブレスト」は、身体の疲労回復にも効果的。軽く汗をかく程度のヨガやジョギングを取り入れれば、重かった身体が軽くなる効果を感じることができます。疲れているからといって1日中ゴロゴロしているよりも、逆に動いた方が疲れもスッキリと取れますよ。
今回紹介したのは、どれも一人で簡単に取り入れられるものばかり。また元気な自分で仕事に取り組めるよう、ぜひ試してみてくださいね。
(執筆:菱山恵巳子)