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仕事にまつわる体験談

頑張るあの人が体験した「仕事の壁の乗り越え方」

2022.07.25

キャリア職で活躍する女性たち。キラキラと働く裏で、これまで体験してきた仕事上の壁は数知れず。どんな壁に遭遇し、どうやって解決したのか。リアルな体験談から、働く女性の悩み解決のヒントを探ります。

Case1:30代の営業職、成績をもっと上げたいのに体力が追いつかない!

今回、お話を聞いたのは人材系企業で働くKさん(34歳)。新卒でアパレル関連企業に勤め、30歳で転職。現在の企業で法人営業職に従事して4年目。昨年、係長に昇進し、部下を抱えながら仕事に邁進しています。これまでどんな困り事に遭遇したのでしょうか?
「前職では女性ばかりの環境の中、ショップ店員として働いていました。接客業から法人営業という大きく異なる職種に転職したのがちょうど30歳。営業成績が個人に付けられる中で困ったのが、一生懸命働こうとやる気満々だったのですが、体力が気持ちに追いつかなくなってきたこと。新規獲得したいからと当初は夜も遅くまで残業したり、土日の連絡にも対応したりしていました。しかし、当たり前ですがガムシャラに働いたからと言って必ずしも成績に直結するわけではありません。成績が悪い時は『この生活はいつまで続くのだろう……』と、どうしてもネガティブになってしまうこともありました」

体力勝負とも言われている営業職。体調面での不安は30代女性なら誰しも感じるのではないでしょうか。ましてやKさんは営業未経験からのキャリアスタート。どのように解決したのか、具体的にお聞きしました。

【解決策】 きめ細かな先回り準備で、商談の質UP! お客様あたりの単価を上げた

そんな彼女は、営業手法を変えることを決意。悩みを解決した営業術とは?
「自分だからこそ出来る『売り方』とは何かを考え、仕事の量より質を上げる営業法にチェンジしました。例えば、新規企業にひたすらアポを取って訪問数を地道に増やすという営業法も正解だと思います。ただ、そのように『数をこなす営業』はとても体力を使うことになるので、どうしても20代の社員や男性社員には追い付かないんですよ」

量より質を上げる営業とは、具体的にどのような方法なのでしょうか?
「一つの企業様にとことん向き合うために、聞かれそうな情報は先回りして全て揃えておくことです。自分から先に情報を提示することで、商談の主導権を握ることもできます。商談後に確認事項をたくさん持ち帰るのではなく、準備に全力投球することで、話も早くまとまりますし、商談後の私の作業も減る。お客様からも良い反応をいただけて、結果的に、単価が大きい仕事の受注に繋がり、営業成績も上がりました

また、営業手法だけではなく働き方自体も変化を意識したと言います。
「夜や土日に仕事をするスタイルを見直しました。簡単なメールの返信やちょっとした資料作成など細々した仕事を後回しにせず、依頼されたらすぐに取り掛かるようにしています。タスクが積もり積もって残業にならないよう、気をつけています。そして、仕事のオフをしっかり作る。大前提、健康を維持しないと仕事になりませんから。働くために休みも重視することを、30代から意識するようになりました」

ちなみにオフの過ごし方にも彼女なりのこだわりがあるそう。
「オフの時は買い物をしたり、美味しいレストランに行ったり、あえてお金を使うようにしています。そうすることで『これからも仕事頑張ろう』というモチベーション維持にもなりますよ!」



30代は、体力的にも役割的にも20代とは違う仕事法が必要になってくる時。つまり、これまでの経験で培われてきた自分なりの武器とは何かを振り返るタイミングでもあります。その武器を突破口にすれば、今回のKさんの様に、業界未経験でも30代から新たなキャリアを積むこともできるはずです。

(取材・執筆:菱山恵巳子)