桃井かおりさんの感性豊かな名言
日本を代表するトップ女優として、ハリウッドでも活躍する桃井かおりさん。
女優として、そしてひとりの女性として、何者にも代えがたい存在として唯一無二の個性を放ち、多くの人々を魅了しています。
今回は、語られた数多くの感性豊かな名言の中から、珠玉の3選をお届けします。
年を重ねることが楽しくなる名言
- 『シミもシワも人の柄』
≪桃井かおり≫
女優。1951年生まれ、東京都世田谷区出身。小学校卒業後、12歳でイギリスのロイヤルバレエアカデミーに留学。1968年に帰国後は、女子美術大学付属高校デザイン科に入学する。高校卒業後の1971年、演劇の道を志し文学座附属演劇研究所へ入所。同年には映画『愛ふたたび』で映画初出演を果たし、さらには映画『あらかじめ失われた恋人たちよ』でヒロインに抜擢される。その後も数々の映画に出演し、1977年に出演した映画『幸福の黄色いハンカチ』での演技が評価され、日本アカデミー賞やキネマ旬報賞など複数の助演女優賞を受賞した。
2005年に映画『SAYURI』でハリウッド進出。翌年には映画『無花果の顔』で映画監督デビューを果たし、その後も精力的に活動。2008年に紫綬褒章、2022年に旭日小綬章を受賞している。
50年以上と長きに渡り最前線で活躍し、日本を代表するトップ女優として人々を魅了し続ける桃井かおりさん。
『シミもシワも人の柄』という言葉は、桃井さんのようにオンリーワンの存在として輝き続けるために心に留めておきたい名言です。
30代、40代、50代と年齢を重ねていくと、お肌のこと、体型のことなど、悩みが増えるという女性は多いでしょう。若々しい見た目をできるだけ長くキープするために、アンチエイジングに勤しむ方も少なくないはずです。
女優という人に見られる仕事をしている桃井さんこそ、若かりし頃の自分を取り戻すために、人一倍の努力をしていると思えるかもしれません。しかし、桃井さんは若い頃の自分を羨んだりはせず、年齢を重ねることをむしろ前向きに捉えています。
『20代の頃は外見だって、イケテなかったと思うのよ。顔つきがきれいになってきたのは30代半ばからで、精神的にスッキリしてたから。ボディラインなんて50代の今がいちばんいい感じよ』
『歳を取るって、面白いんだから!若い子を恨んで嫉妬してる場合じゃないのよ。もっと年上の素敵な女性たちを見て!あわててはダメよ』
桃井さんが残した数多くの言葉からは、 ありのままの自分を認め、自分らしさを大切にしながら年を重ねていることがわかります。
「20代のあの頃に戻りたい」と、過去を振り返りたくなることもあるかもしれませんが、年齢を重ねた今の自分だからこそ持てる個性にも目を向けてみてはいかがでしょうか。
他者との上手な関わり方を教えてくれる名言
- 『人ってさ、人と関わることによって、変色する生き物なんですよ。ただ変化するんじゃなくて、相手の色と混ざって、違う色になるの。「混ざる」っていいよね』
- さまざまなジャンルの数多くの映画作品に出演し、監督という作り手側としても映画界に携わってきた桃井かおりさん。
『人ってさ、人と関わることによって、変色する生き物なんですよ。ただ変化するんじゃなくて、相手の色と混ざって、違う色になるの。「混ざる」っていいよね』という言葉は、多くの人と関わり合うことの重要性を語った名言です。
映画というモノづくりにおいては、その作品ごとで当然、求められる役柄やポジションが異なります。一方で、自分があらかじめ持っている引き出しの中からしか、求められていることに対しての回答を導き出すことができません。
桃井さんは、他者と関わることによって新たな化学反応が起こると考え、積極的に人と関わり合っていたことがこの名言からわかります。
さまざまな人と関わり合うと、新たな意見や考えを知ることができる一方で、自分の考えを曲げなくてはならないと捉えてしまう場面もあるかもしれません。
そんな時は、ぜひこの名言を思い出し、相手の色と「混ざる」という考え方をしてみてください。自分の色は消さずに、相手と混ざり合うという意識を持つことで、自分らしさを失うことなく自身をアップデートすることができるかもしれません。
挑戦に臆してしまった時に思い出したい名言
- 『欲望は戦力です』
- 桃井かおりさんは現在、アメリカ・ロサンゼルスに生活拠点を置きながら、女優業、監督業、プロデューサー、そして女子美術大学客員教授など、多方面での活躍を見せています。
『欲望は戦力です』という言葉は、こうした精力的な活躍の原動力ともいえる名言です。
桃井さんは、自分の思いのままに、臆することなく挑戦することの大切さについて、名言として数多く残しています。
『安全な方向は、先に見えてしまうから行ってもつまんない。勇気はいるけど、新しいことにチャレンジすれば、新しい自分に会えるじゃない。いつだってあたしは、新しい自分に会いたいんだから』
『アフリカに行ったら大変だろうな、インドに行ったら下痢するだろうなって思って行かない人より、下痢だってあるけどさ、行く人のほうがいいと思うのさ。行かないと行くとじゃ、味覚が違っちゃうみたいなこと、あるわけじゃない』
仕事でもプライベートでも「~がしてみたい」「~がほしい」といった欲求があっても、「だけど…」と踏みとどまってリスクヘッジしてしまう時はありませんか?
その気持ちそのものが、何かを頑張るモチベーションになります。我慢したり、気後れしたりせず、自分の気持ちに正直に、思い切って挑戦してみてはいかがでしょうか。
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