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心が奮い立つ「名言集」

管理職だからこそ知っておきたい、ビジネスに役立つ経営者の名言

心に響いた様々な言葉を紹介する当企画。今回は、ビジネスで使える経営者たちの名言をご紹介。有名女性経営者や、歴史に名を残した経営者、さらに海外の若手経営者の言葉まで。先駆者たちの名言には、いま管理職として働く私たちにこそ役立つ考え方が詰まっています!

ビジネスでの意思決定のあり方を示す、女性経営者の名言

「事業リーダーにとって、『正しい選択肢を選ぶ』ことは当然重要だが、それと同等以上に『選んだ選択肢を正しくする』ということが重要となる」
出典:南場智子著『不格好経営 チームDeNAの挑戦』(日経BPマーケティング)

≪南場智子≫
1962年生まれ。株式会社ディー・エヌ・エー創業者、代表取締役会長。NPB・横浜DeNAベイスターズオーナー。 女性初の日本プロ野球オーナー会議議長。女性初の日本経済団体連合会副会長を務める。

女性起業家の先駆者的存在でありながら現在も第一線で活躍している南場智子氏。日本を代表する事業会社、株式会社ディー・エヌ・エーを創業した彼女は、ビジネスの成長に必要なリーダーのあるべき姿を説いています。

リーダーにとって日々の業務は意思決定の連続。どんな選択にも迷いはつきものですが、一度選んだ道を信じて進むしかありません。そして、結局どちらを選んでも、それぞれに成功・失敗はあるものです。良きリーダーには取捨選択する能力はもちろん大切ですが、むしろそれ以上にどんな選択をしても、最終的に成功に導くことがビジネスの上では大切だということを教えてくれます。

企画を考える際に思い出したい、歴史に名を残した経営者の名言

「どんなに優れた思いつきでも、時代が求めていなければ、人の役に立つことはできない」
出典:日清食品グループweb「安藤百福クロニクル」https://www.nissin.com/jp/about/chronicle/

≪安藤百福≫
1910年-2007年。日清食品株式会社創業者。日清食品の代表取締役社長、代表取締役会長、創業者会長を歴任。

「チキンラーメン」「カップヌードル」の開発者として知られる安藤百福氏。実は日清食品を立ち上げる前にも、繊維事業や、幻灯機の製造、炭焼き事業、バラック住宅の製造、製塩や学校の設立など、さまざまな事業を手がけたベンチャー精神あふれる人物でもあります。そんな安藤氏はビジネスを成功に導くために、常に「何か人の役に立つことはないか」「世の中を明るくする仕事はないか」を考えていたそうです。

この名言はマーケティングの基礎的な考え方ではありますが、企画に行き詰ったり議論が白熱したりすると、つい忘れてしまうことでもあります。部下の提案を評価する時にも指針にしたいビジネスの基本を説いた名言です。

チームマネジメントの上でも覚えておきたい、次世代経営者の名言

「失敗は大した問題ではありません。人生でたった一度、正しければいいのです。」
出典:2013年マサチューセッツ工科大 卒業式スピーチ

≪ドリュー・ヒューストン≫
1983年生まれ。Dropbox CEO。2007年にアラシュ・フェルドーシとオンラインバックアップ&ストレージサービス「Dropbox」を共同創業。以来、CEOを務める。

2010年にBusiness Week誌「IT業界における30歳以下の優れた起業家」の1人として選出されたアメリカの経営者、ドリュー・ヒューストン氏。若き成功者でありながら、「失敗の数は数えきれない」とも語っています。彼だけでなく、どんなビジネスの成功者でも、失敗のない人生などあり得ないのです。

大切なのは、最後に成功を掴み取ること。そう考えると、例えば日々の業績の浮き沈みが心配になることはありませんし、部下を指導する上でも小さな失敗に目くじらを立てることもなくなりませんか? 自分のビジネスにとっての成功とは何かを見据え、そこに向ってたくさん失敗ができる広い視野を持てるようになる名言です。

構成:菱山恵巳子

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